ファールを受けて倒れたメッシに詰め寄るマラガの選手たち [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第31節が8日に行われ、マラガとバルセロナが対戦した。
現在3連勝で首位のレアル・マドリードを追走するバルセロナ。今節、レアルがアトレティコとの“マドリード・ダービー”で引き分けたため、勝ち点を詰めるチャンスを迎えた。首位レアルに1試合未消化分が残っているものの、勝利すれば勝ち点「72」で並ぶ。先発メンバーにはリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの“MSN”らが入った。
バルセロナは試合の主導権を握り、相手ゴールに迫るが、なかなかゴールが遠い。すると32分、マラガにカウンターから先制を許してしまう。昨シーズンまでバルセロナに所属していたサンドロ・ラミレスに、最終ラインからのロングパスで抜け出されると、GKとの1対1で右足シュートをゴール左隅に決められた。
反撃したいバルセロナだが、相手の厳しい守備に阻まれ、なかなか攻撃が噛み合わない。1点ビハインドで折り返すと、デニス・スアレスとジェレミー・マチューを下げ、アンドレス・イニエスタとセルジ・ロベルトを投入して後半を迎えた。それでもゴールが遠いバルセロナは61分にアンドレ・ゴメスに代えて、パコ・アルカセルを入れて攻勢に出る。
63分、エリア内に抜け出したスアレスがボールキープから中央へクロス。そこに走り込んだネイマールがヘディングシュートを放つが、枠を捉えられない。焦りも見え出したバルセロナは64分、ネイマールが相手DFへの遅れたタックルで、この日2枚目のイエローカードを受けて痛い退場となった。
数的不利となったバルセロナは相手のカウンターをしのぎつつ、攻勢を続ける。79分、エリア手前中央からのFKでメッシが直接狙うが、壁に直撃してゴールには繋がらない。すると90分、逆にパスミスからマラガのカウンターを受けると、ホニーに押し込まれて勝負あり。
バルセロナは攻撃陣が不発のままタイムアップを迎え、0-2で痛恨の敗戦。1試合未消化分があるレアルとの勝ち点差は「3」に広がり、逆転優勝がますます苦しい状況となった。
バルセロナは次戦、11日にアウェイで行われるチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグでユヴェントスと対戦。マラガは次節、15日にデポルティーボとのアウェイゲームに臨む。
By サッカーキング編集部
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