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バルサBに大敗で八百長疑惑? スペイン3部クラブがシーズン残り試合を放棄

2017.04.03

バルセロナBは12得点で記録的な大勝を収めていた [写真]=UEFA via Getty Images

 セグンダB(スペイン3部)のエルデンセは2日、今シーズンの残りの試合を全て放棄することを表明した。スペイン紙『マルカ』が報じている。

 1921年にスペイン東部で創設されたエルデンセは、1日に行われたリーグ戦第32節で、グループ3の首位に立つバルセロナBと対戦。前半だけで8得点を許すと、後半にも失点を重ねて0-12で大敗を喫した。1992年5月に記録された同リーグ史上最多得点と並ぶ「12得点」を許したエルデンセは、この敗戦によりテルセーラ(4部)への降格が決定。試合後には対戦相手のバルセロナBの選手たちが、落胆して涙を流すエルデンセの選手たちを慰める様子も見られた。

 しかしこの敗戦の影響は大きく、試合の翌日にはエルデンセがイタリアの投資家グループとの契約を解消することを発表。さらに、今シーズンの残りの6試合を全て放棄することを表明した。放棄した試合の扱いがどうなるかは、現時点で決定していない。

 この判断の裏には、同クラブの選手たちが八百長に関与していたという疑いがあるようだ。同クラブの会長はスペインラジオ『オンダ・セロ』に対し「不可解な試合だった。やる気は感じられないし、選手たちはまったく足を出さない。カードも1枚しか出ていなかった」とコメントし、この疑惑にはイタリアの投資家グループが関与していたおそれがあると指摘。また、同クラブでプレーするシェイフ・サードも「0-12という得点は現実的ではないし、全てがいずれ明らかになることを祈る」と意味深なツイートをしている。

 疑惑を受け、同会長はLFP(スペインプロリーグ機構)と警察に対し、捜査を要請しているという。

By サッカーキング編集部

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