1ゴール1アシストで勝利に貢献したスアレス(左)[写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第29節が2日に行われ、グラナダとバルセロナが対戦した。
前節はホームでバレンシアに勝利し、連敗を回避したバルセロナ。1試合消化が少ない首位レアル・マドリードから逆転で優勝を奪うためにも、連勝で勝ち点を積み上げたいところ。だが、リオネル・メッシは出場停止により欠場が決まっており、エース不在での戦いを強いられる。降格圏19位に沈むグラナダとの一戦は「4-3-3」に戻し、3トップにはネイマール、ルイス・スアレス、ラフィーニャが入った。
バルセロナは立ち上がりから主導権を握るものの、なかなか攻撃のリズムを作れない。13分にはネイマールが足を痛めたようで、一度ピッチを離れて治療を受けると、17分にはラフィーニャが負傷交代を強いられ、パコ・アルカセルが投入された。
序盤からアクシデントに見舞われたバルセロナだが、徐々にペースを上げてゴールへ迫る。24分、ネイマールの折り返しを受けたスアレスがループシュートで狙うが、クロスバーに弾き返される。26分にはネイマールがエリア内左から右足シュート、27分にはスアレスが立て続けにチャンスを迎えたが、いずれも、GKギジェルモ・オチョアの好セーブに阻まれた。
バルセロナはGKオチョアの壁に苦しんだものの、44分に先制に成功する。スアレスがジョルディ・アルバからのロングボールで抜け出し、ワンタッチでGKの頭上を越す絶妙なループシュートを沈めた。前半はバルセロナの1点リードで折り返す。
後半に入って序盤にグラナダの反撃が実る。50分、マチュー・ソニエの縦スルーパスから、ジェレミー・ボガが最終ラインをギリギリで抜け出し、GKとの1対1で落ち着いて右足シュートをゴール左隅に決めた。
しかし64分、バルセロナが再びリードを奪う。敵陣中央でスアレスが前線に浮き球スルーパスを送ると、エリア内右に抜け出したパコ・アルカセルが右足シュートをゴール右隅に突き刺し、勝ち越しに成功した。
バルセロナは67分、アンドレ・ゴメスを下げてアンドレス・イニエスタを投入。グラナダは75分、アンドレアス・ペレイラがエリア前中央からミドルシュートを放つが、相手GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンにキャッチされた。
グラナダは82分、ウチェ・アグボがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場。数的有利となったバルセロナは直後の83分、ネイマールが左サイドから切り込み、パスを受けたスアレスが右足シュート。これはブロックされたが、こぼれ球を拾ったイヴァン・ラキティッチが右足を振り抜くと、シュートはソニエに当たってゴール左隅に決まった。
さらにバルセロナは後半アディショナルタイム1分、エリア内右のパコ・アルカセルからの折り返しを、ファーサイドでフリーのネイマールが合わせてダメ押しゴール。試合はこのままタイムアップを迎え、バルセロナが4-1で勝利。2連勝でレアル・マドリードとの勝ち点差「2」をキープした。
グラナダは次節、5日にアウェイでデポルティーボと対戦。バルセロナは同日にセビージャをホームに迎える。
【得点者】
0-1 44分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
1-1 50分 ジェレミー・ボガ(グラナダ)
1-2 64分 パコ・アルカセル(バルセロナ)
1-3 83分 オウンゴール(マチュー・ソニエ)(バルセロナ)
1-4 90+1分 ネイマール(バルセロナ)