1年前、ベジェリン(右)はアーセナルの選手としてカンプ・ノウに凱旋した [写真]= AMA/Getty Images
現在アーセナルに所属しているエクトル・ベジェリンのバルセロナ復帰は、極めて困難なオペレーションだ。
バルサの関係者たちは以前からそのことを認識している。しかもアーセナルは彼の売却を望んでおらず、売るとしても5000万ユーロの移籍金を下げる気はない。だが、ベジェリン本人の意思ははっきりと固まっている。バルサとマンチェスター・シティのいずれかであれば、彼はバルサを選ぶはずだ。
その理由は以下の6つにある。
1.今のベジェリンに、16歳でバルサを退団した時のわだかまりは残っていない。むしろその逆だ。当時のバルサには、アーセン・ヴェンゲル監督が彼に申し出たオファーや約束を交わす様なことはできなかった。
2.バルサが本腰を入れて獲得交渉に乗り出せば、ベジェリンは大きな希望を抱くはずだ。彼は地元に戻り、幼い頃から抱いていたカンプ・ノウでプレーするという夢を叶えたいと願っている。
3.ベジェリンは自身がバルサの本命であり、右サイドバックの第1候補であることを知っている。ロベール・フェルナンデス氏とルイス・エンリケ監督は、来季からセルジ・ロベルトを中盤に戻すことを決めた。そのためベジェリンがバルサに来た場合は、長期離脱中のアレイクス・ビダルとポジションを争うことになる。ロベール氏は1年前からそのことを、代理人を通してベジェリンに伝えており、最近も変わらず彼が第1オプションであると念を押している。
4.ベジェリンは行き先がバルサだからこそ移籍を検討しているが、それ以外のクラブへ行くことは考えていない。アーセナル、とりわけヴェンゲル監督とはうまくいっている。ヴェンゲル監督は3年以内にトップチームでプレーできるという約束を守った。だが今夏にヴェンゲル監督が退任するようであれば、また状況は変わってくる。そうなればベジェリンが移籍を考える後押しとなるはずだ。しかも彼は年俸が高い。チーム内で5本の指に入る高給取りであることも、アーセナルが放出を考える一因となるかもしれない。
5.バルサは1年前にも彼の獲得を試みたが、コンタクトが実ることはなかった。当時はロベール氏が直接ベジェリンへ電話をかけた。並行してシティはジョゼップ・グアルディオラの監督就任を武器に、CEOのフェラン・ソリアーノ氏が直接アーセナルと話し合いを行った。彼の獲得を望んでいるグアルディオラ監督は、アーセナル時代にベジェリンの同僚だったミケル・アルテタ氏をアシスタントコーチに擁している。とはいえ彼らの介入は現時点で決定的な影響をもたらしてはいない。
6.アーセナルはベジェリンの放出を望んでいないが、本人が望んだ場合は直接のライバルであるシティよりバルサに売ることを優先するだろう。以前シティは4000万ユーロの移籍金を要求されたが、現在の市場価格はさらに高騰しており、シティは獲得を断念し始めている。
(記事提供:ムンド・デポルティーボ日本語版)
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