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レジェンド死去から1年…バルサ、練習場スタジアム名に「ヨハン・クライフ」

2017.03.26

クライフ氏は1973年から1978年までバルセロナでプレーした [写真]=Icon Sport via Getty Images

 バルセロナは25日、昨年亡くなったヨハン・クライフ氏の名前をクラブ練習場のスタジアムに命名することをクラブ公式サイトで発表した。

 オランダのレジェンドが亡くなり、3月24日で1年が経った。バルセロナは翌25日にジョセップ・マリア・バルトメウ会長らが、クライフ氏の息子ジョルディ氏とともに、本拠地カンプ・ノウで記者会見を実施。練習場のシウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペールに建設されるスタジアムを「エスタディオ・ヨハン・クライフ」と名付けることを発表した。

 また、クライフ氏を追悼する像の建設も同時に発表されており、完成後はカンプ・ノウ内に置かれる模様。さらにクラブとクライフ氏の家族はバルセロナ市役所に対しカンプ・ノウ付近の地区、もしくは道路に「ヨハン・クライフ」の名前を付けるよう要望する予定だという。

「空飛ぶオランダ人(フライング・ダッチマン)」の異名を持ち、「トータルフットボール」の申し子として知られたクライフ氏は、現役時代に3度のバロンドールを受賞し、史上最高の選手の一人として名高いレジェンド。アヤックス時代にはUEFAチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)の3連覇に貢献し、オランダ代表ではチームを1974年ワールドカップ西ドイツ大会の決勝まで導いた。指導者としても、バルセロナのクラブ史上初のチャンピオンズカップ優勝、リーガ・エスパニョーラ4連覇などを達成していた。

 現役時代からヘビースモーカーとしても知られていたクライフ氏は1991年に心筋梗塞で倒れ、バイパス手術で一命を取り留めた後は医師の指導によりタバコを断っていた。だが、2015年10月に肺がんを患っていることを公表。闘病生活の末、2016年3月24日に68歳で亡くなった。

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