モラタ(一番左)の決勝点を喜ぶレアル・マドリード [写真]=Real Madrid via Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第24節が26日に行われ、ビジャレアルとレアル・マドリードが対戦した。
22日に行われた第16節延期分でバレンシアにアウェーで敗れ、今シーズン2敗目を喫したレアル・マドリード。1試合未消化ではあるが、2位バルセロナに勝ち点差「1」まで迫られ、今節そのバルセロナがアトレティコ・マドリードに勝利を収めているため、ビジャレアルに敗れれば首位を明け渡すこととなる。
レアル・マドリード先発メンバーには、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルが昨年11月以来、3カ月ぶりに名を連ねた。また、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、フランス人FWカリム・ベンゼマもスタメン入りし、ベイルを含めた“BBC”トリオを形成。中盤には、クロアチア代表MFルカ・モドリッチ、ドイツ代表MFトニ・クロース、ブラジル代表MFカゼミーロが入った。
試合は前半をスコアレスで折り返し、後半立ち上がりに動き出す。50分、ビジャレアルは左サイドからのクロスをファーサイドのサム・カスティジェホが頭で折り返す。中央で待っていたマヌ・トリゲロスが右足をダイレクトで振り抜くと、ボールはゴール左に突き刺さり、先制に成功した。
さらに6分後、ビジャレアルはブルーノ・ソリアーノのスルーパスをエリア付近中央でセドリック・バカンブが相手DFを背負いながら受ける。トラップでエリア内に侵入し、そのまま左足でシュートを放つと、ボールはゴール左下に吸い込まれた。
後半開始早々に2失点を喫したレアル・マドリードもすぐさま反撃。イスコがエリア付近中央から右サイドのダニエル・カルバハルへ展開する。トラップして右足でライナー性のクロスを供給すると、ファーサイドに飛び込んだベイルが頭で合わせ、ゴール左に突き刺した。ベイルにとって復帰後2試合連続のゴールとなった。
レアル・マドリードは74分、C・ロナウドのゴールで試合を振り出しに戻す。エリア外からクロースが左足でミドルシュートを放つと、相手DFに当たった跳ね返りがエリア内のブルーノの左手に当たり、PKの判定。キッカーのC・ロナウドがゴール左にきっちりと決め、レアル・マドリードが2点差を追いついた。
逆転を狙うレアル・マドリードは77分、ベンゼマに代えてアルバロ・モラタを投入。すると直後の83分、左サイドのマルセロからのクロスにモラタがゴール前に飛び込む。叩きつけたヘディングシュートがゴールネットに突き刺さり、レアル・マドリードが19分間で2点差を逆転した。
試合はこのまま終了し、3-2でレアル・マドリードが勝利。2試合ぶりの白星を挙げ、首位をキープした。
次節は3月1日、ビジャレアルは敵地でオサスナと、レアル・マドリードはホームでラス・パルマスと対戦する。
【得点者】
1-0 50分 マヌ・トリゲロス(ビジャレアル)
2-0 56分 セドリック・バカンブ(ビジャレアル)
2-1 64分 ギャレス・ベイル(レアル・マドリード)
2-2 74分 クリスティアーノ・ロナウド(PK)(レアル・マドリード)
2-3 83分 アルバロ・モラタ(レアル・マドリード)