2ゴールで勝利に貢献したメッシ(左)[写真]=Anadolu Agency/Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第23節が19日に行われ、バルセロナとレガネスが対戦した。
バルセロナは前節のアラベス戦で6-0の圧勝を収めたが、中2日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグではパリ・サンジェルマンに0-4で完敗した。次節アトレティコ・マドリード戦を前に調子を上げておきたい今節は、3連敗中で降格圏ギリギリの17位に沈むレガネスをホームに迎えた。ハビエル・マスチェラーノやアレイクス・ビダルは負傷欠場で、セルヒオ・ブスケツは出場停止。アンドレス・イニエスタやジェラール・ピケらもベンチスタートとなったが、リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの“MSN”トリオは先発出場となった。
試合は開始4分、MSNトリオがバルセロナに先制点をもたらす。敵陣中央のネイマールからのスルーパスで、スアレスがエリア内左に抜け出して折り返す。中央へ走り込んだメッシが、軽く左足で合わせてゴールネットを揺らした。
幸先よく先制したバルセロナはその後も主導権を握るが、ゴールが遠い。逆にレガネスは17分、ナビル・エル・ザールが味方のロングパスでエリア内に抜け出し、左足シュートを放つが、これは飛び出したGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに阻まれる。さらに自らこぼれ球を拾い、立て直しての右足シュートもGKテア・シュテーゲンにセーブされた。
バルセロナは27分、エリア内右へ走り込んだメッシが、スアレスのパスを受けて左シュートを放つが、相手GKイアゴ・エレリンに阻まれる。レガネスは前半アディショナルタイムに、エル・ザールがエリア手前中央からシュート。DFに当たってコースが変わるが、GKテア・シュテーゲンの好反応に阻まれた。前半はバルセロナの1点リードで終了。
後半に入って追加点が欲しいバルセロナは68分、ラフィーニャがドリブルでゴール前まで進入し、右足シュートを放つが、カバーに入った相手DFにライン上でブロックされた。なかなか追加点を奪えないでいると、逆にレガネスが同点ゴールを奪う。71分、高い位置でボールを奪うと、こぼれ球を拾ったダルウィン・マチスがエリア内左からマイナスの折り返し。これをウナイ・ロペスがダイレクトで右足を振り抜き、試合を振り出しに戻した。
追い付かれたバルセロナは80分にラフィーニャ、アンドレ・ゴメス、ルカ・ディニュを下げて、デニス・スアレス、イニエスタ、ジョルディ・アルバを投入。勝ち越しゴールに迫る。すると89分、相手エリア内で仕掛けたネイマールが倒されてPKを獲得。90分、キッカーを務めたメッシが冷静にゴール左へ沈めた。
試合はこのままタイムアップを迎え、バルセロナが格下相手に苦しみながらも2-1で辛勝。リーグ戦3連勝で2位をキープした。
バルセロナは次節、26日に敵地でアトレティコ・マドリードと対戦。レガネスは25日にデポルティーボをホームに迎える。
【得点者】
1-0 4分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
1-1 71分 ウナイ・ロペス(レガネス)
2-1 90分 リオネル・メッシ(PK)(バルセロナ)