セルタ戦の延期を受けて声明を発表したレアル・マドリード [写真]=Getty Images
レアル・マドリードは6日、5日に開催予定だったリーガ・エスパニョーラ第21節セルタ戦の中止を受けて公式声明を発表した。
5日にセルタの本拠地バライードス・スタジアムで行われる予定だったセルタ対レアル・マドリードの一戦は、強風により屋根の破損したことで安全性が十分でないとして中止が決定。これを受けて、同スタジアムの所有者であるビーゴ市の市長アベル・カバジェロ氏は、試合開催を求めるレアル・マドリードが安全性を軽視している、との発言をしていたようだ。
レアル・マドリードはカバジェロ氏の発言を受け、「ビーゴ市長アベル・カバジェロ氏の発言、セルタ対レアル・マドリードの試合開催に関してクラブが試合開催に向けて必要なセキュリティ対策を軽視していたかのような発言をしたことに対し、遺憾の意をここに表す」と、声明を発表した。
また、同市長の発言を「場違いなものであるだけでなく完璧なる間違いである」と痛烈に非難。続けて、試合中止の決定後にレアル・マドリードは代替スタジアムでの開催などの提案を行っていたことを明かした。
「試合開始30時間前に同試合の延期の可能性を聞かされてから、スペインプロサッカー機構(LFP)に3つの提案を行った。第1に損傷した屋根の修復が可能であるかどうかの検討。第2に損傷した屋根により観戦に危険が生まれるスタンド部分閉鎖の検討。第3に前述の2項が実現不可能な場合、試合開催のため近隣にあるスタジアムでの代替開催の検討」
「これらの提案は延期により、2チームが戦う4大会の戦いに影響を出さないためのものであるだけでなく、この延期に関連し今後のTV放映権の販売に影響が生まれ、経済的にも大きな損害を受ける可能性がある全世界のTV業界を考慮してのものである」
なお、現時点ではこの試合の代替日は決定していない。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト