現在のサンティアゴ・ベルナベウ [写真]=Getty Images
レアル・マドリードが本拠地サンティアゴ・ベルナベウの改修工事を今夏からスタートさせる予定であると、24日付のスペイン紙『マルカ』が報じた。
同紙によると、スタジアム改修工事の責任者であるトリスタン・ロペス・チチェリ氏が、「うまくいけば、リーグが終わった時に工事を始められる。3シーズン程度かかるだろう。このような複雑なプロジェクトでは、正確な時間を見積もることは容易ではないけどね」とコメント。2020年夏の完成に向け、今夏の工事始動を目指すと明らかにした。
また、チチェリ氏は、「市内の中心にあるベルナベウが、1年に35から40回ほどで役目を終えるのは残念なことだ」と試合日以外にも集客したい考えを持っている模様。そのため、「新スタジアムは改善された座席やボックス席を備えるだろう。その上、レストランも増え、ホテルやショッピングセンターも存在するだろうね」と様々な施設を用意すると意気込んだ。
この改修工事にかかる費用は4億ユーロ(約485億円)程度と見積もられている。チチェリ氏が明かした座席の改善以外にも、スタジアムの屋根を含む大幅なデザイン刷新が画策されているという。しかし、改修工事の実行にあたっては、今春にマドリード市議会の承認を得ることが不可欠となってくるようだ。