3試合連続で直接FKを決めたメッシ [写真]=Getty Images
コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)5回戦セカンドレグが11日に行われ、バルセロナとアスレティック・ビルバオが対戦した。
5日に行われたファーストレグで、アスレティック・ビルバオに1-2で敗れたバルセロナ。8日のリーガ・エスパニョーラ第17節ビジャレアル戦でも後半終了間際に追い付いて1-1の引き分けで終えるなど、2試合連続で勝利から遠ざかっている。
ホームで逆転での5回戦突破を狙うバルセロナは、先発メンバーにリオネル・メッシやネイマール、ルイス・スアレスの“MSN”をはじめ、アンドレス・イニエスタやジェラール・ピケらが名を連ねた。
バルセロナは26分、スルーパスに反応して最終ラインの背後へ抜け出したネイマールが、飛び出してきた相手GKの手前でスアレスにラストパス。スアレスは無人のゴールへ難なく押し込んだが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。それでも35分、再び2人のコンビネーションからゴールネットを揺らす。ネイマールが左サイド深くでスルーパスを受け、ファーサイドへクロス。待っていたスアレスは後方に下がりながら右足を振り抜き、ボレーシュートをゴール左隅へ決めた。
スアレスの鮮やかな一撃でバルセロナが先制に成功し、前半を1-0で終えた。2試合合計スコアは2-2となった。
後半開始早々、バルセロナはネイマールが追加点のチャンスを演出。左サイド深くでパスを受け、一気に加速してゴールライン際からカットインすると、相手DFに倒されてPKを獲得した。ネイマールは自らキッカーを務め、ゴール左隅へと決めた。
2試合合計スコアで逆転に成功したバルセロナだが、3分後に落とし穴が待っていた。左サイド深くまで攻め込まれると、クロスに反応したエンリク・サボリトにヘディングシュートを決められた。1-2となり、2試合合計スコアは3-3となった。
2試合合計スコアで追い付かれたバルセロナだが、チームを救ったのは背番号10だった。78分、ペナルティーエリア左手前で得たFKを直接蹴り込むと、低い弾道で壁を越えたシュートは右ポストに当たってゴールへ。相手GKが一歩も動けない、鮮やかな一撃が決まった。メッシにとっては公式戦3試合連続での直接FK弾となった。
試合は3-1で終了。2試合合計4-3で、バルセロナが逆転での5回戦突破を決めた。バルセロナの次戦は14日、リーガ・エスパニョーラ第18節のラス・パルマス戦。一方のアスレティック・ビルバオは同日、レガネスとのアウェーゲームに臨む。
【スコア】
バルセロナ 3-1(2試合合計:4-3)アスレティック・ビルバオ
【得点者】
1-0 35分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
2-0 48分 ネイマール(PK)(バルセロナ)
2-1 51分 エンリク・サボリト(アスレティック・ビルバオ)
3-1 78分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
By サッカーキング編集部
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