バレンシアでプレーするマリオ・スアレス [写真]=Getty Images
バレンシア所属のスペイン代表MFマリオ・スアレスが自身の公式インスタグラムを更新し、意味深な発言をしたことが話題になっている。10日付けのスペイン紙『アス』などが報じた。
リーグ戦1試合未消化ながら、降格圏と勝ち点1差の17位に低迷するバレンシア。10日のリーガ・エスパニョーラ第17節オサスナ戦でも、最下位相手に3度のリードを奪いながら、3-3のドローに終わった。
その試合で、M・スアレスは本職とは異なるセンターバックでプレー。アルゼンチン代表DFエセキエル・ガライが負傷中、また、チュニジア代表DFアイメン・アブデヌールはアフリカ・ネーションズカップ2017出場のためチームを離脱中であり、暫定的にチームの指揮を執るサルバドール・ゴンサーレス・マルコ氏(通称ボロ氏)は苦肉の策として同選手をセンターバックで起用したのだ。
しかし、慣れないポジションでプレーしたM・スアレスは、自身のミスから失点に関与。すると、あるファンから「これ以上センターバックでプレーしないで欲しい」とインスタグラムのコメント欄に書き込まれた。それに対して、同選手は「僕が再びセンターバックでプレーしなければならないなら、それは他の選手が“やりたがらない”からだ」と返信。チームの中にセンターバックでのプレーを拒否した選手がいたことを示唆するようなコメントを残した。
さらにM・スアレスは、「これまでセンターバックでプレーしたことはないが、僕はそこでプレーするよ。恐怖や不安は全くない。状況は変っていくだろうし、見えるもの全てが物事の現実であるとは限らないんだ」とコメント。批判を受け入れながらも、センターバックでのプレーを今後も受け入れる意思を明らかにした。
バレンシアは、12日に行われるコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)5回戦セカンドレグでセルタと対戦。その3日後には、リーグ第18節エスパニョール戦が控えている。果たして、M・スアレスは引き続きセンターバックでプレーするのか、その動向が注目される。
(記事/Footmedia)