メッシ(10番)の劇的FK弾でバルサがドローに持ち込んだ [写真]=Fotopress/Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第17節が8日に行われ、ビジャレアルとバルセロナが対戦した。
5日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)5回戦ファーストレグで、アスレティック・ビルバオに1-2と敗れたバルセロナ。リーガ・エスパニョーラでは首位レアル・マドリードを勝ち点差「3」で追っている。レアル・マドリードは7日にグラナダを5-0で破っているだけに、バルセロナとしては勝利が欲しいアウェーゲームとなった。
バルセロナの先発メンバーには、リオネル・メッシとルイス・スアレス、ネイマールの“MSN”をはじめ、アンドレス・イニエスタやジェラール・ピケ、セルヒオ・ブスケツらが名を連ねている。
立ち上がり、攻勢をかけたのはビジャレアルだった。開始10分、ジャウメ・コスタのクロスからロベルト・ソルダードが右足ボレーで合わせたが、わずかに枠を越えた。
バルセロナは24分、ネイマールがペナルティーエリア左手前からドリブルでカットイン。シュートコースを作り出して右足を振り抜いたが、わずかに枠の右へ逸れた。43分には左CKからメッシがニアサイドへ飛び込み、ヘディングシュート。枠を捉えたものの、クロスバーに阻まれて得点とはならなかった。前半はスコアレスで終了した。
0-0で迎えた後半、均衡を破ったのはビジャレアルだった。50分、アレシャンドレ・パトがドリブルで敵陣中央を突破し、右前方へスルーパス。ペナルティーエリア右側へ走り込んでいたニコラ・サンソーネが右足ダイレクトで合わせると、グラウンダーのシュートがゴール左隅へ決まった。
ビハインドを負ったバルセロナは53分、リスタートからネイマールがペナルティーエリアに入って右足シュートを放ったものの、相手GKに阻まれる。73分にはメッシがペナルティーエリア中央から狙いすました左足シュートを放ったが、左ポストを直撃した。
以降も攻勢をかけるものの、得点には至らないバルセロナ。しかし90分、ペナルティーエリア手前で得たFKから劇的な同点弾が生まれる。メッシが蹴ったシュートは壁を越え、ゴール左隅へ決まった。
試合は1-1で終了。メッシの劇的FKでドローに持ち込んだバルセロナだが、セビージャに抜かれて3位に転落することとなった。勝ち点は「35」で、首位レアル・マドリードとの差は5ポイントに開いている。次戦は11日、アスレティック・ビルバオとの国王杯5回戦セカンドレグ。リーガ・エスパニョーラの次節は14日、ラス・パルマスをホームに迎える。
一方のビジャレアルは勝ち点「30」で5位。次戦は11日、レアル・ソシエダとの国王杯5回戦セカンドレグに臨む。リーガ・エスパニョーラの次節は15日、デポルティーボとのアウェーゲームを控えている。
By サッカーキング編集部
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