スペインのTV視聴者数ランク、昨年トップ50のうち94%をサッカー番組が独占

昨季CL決勝のPK戦が、スペイン国内TV視聴者数年間1位となった [写真]=Getty Images

 スペインの2016年テレビ番組視聴者数ランキングが発表され、トップ50のうち94パーセントに当たる47番組がサッカー関連番組だったようだ。3日付けのスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。

 スペインのコンサルタント会社であるバルロベント・コムニカシオン社が、昨年1年間にスペイン国内で放送されたテレビ番組の視聴データをもとに同ランキングを発表。サッカー関連番組がランキングを総なめにしており、同国での“サッカー熱”の高さが伺える結果となった。

 年間1位に輝いたのは、昨年5月にミラノで行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝、レアル・マドリード対アトレティコ・マドリードのPK戦。総視聴者数は1164万2000人にのぼり、当時の視聴率は62.3パーセントだったという。なお、同じ試合の延長戦が年間3位にランクインしており、総視聴者数は1071万7000人、視聴率は58.1パーセントを記録した。

 一方、年間2位に輝いたのは、昨年6月に行われたユーロ2016のグループステージ最終節、クロアチア代表対スペイン代表。スペイン代表は1-2で敗れたものの、この試合の総視聴者数は1072万6000人、視聴率は60.6パーセントを記録している。

 なお、サッカーとは無関係の3番組は、同ランキングの40位台でようやく登場。そのうち2番組はドラマであり、それぞれ40位と45位にランクイン。そして、残りの1番組はヨーロッパで人気の音楽コンテスト「ユーロビジョン」の関連番組で49位だった。

■スペインにおける2016年テレビ番組視聴者数ランキング
(人数は総視聴者数、カッコ内は視聴率)

1位:レアル・マドリード 対 アトレティコ・マドリード(CL決勝:PK戦)…1164万2千人(62.3%)
2位:クロアチア代表 対 スペイン代表(ユーロ2016グループステージ最終節)…1072万6千人(60.6%)
3位:レアル・マドリード 対 アトレティコ・マドリード(CL決勝:延長戦)…1071万7千人(58.1%)
4位:バルセロナ 対 セビージャ(コパ・デル・レイ決勝:延長戦)…1046万5千人(53.8%)
5位:バルセロナ 対 セビージャ(コパ・デル・レイ決勝:90分間)…1003万5千人(49.8%)
6位:ポルトガル代表 対 フランス代表(ユーロ2016決勝:延長戦)…982万4千人(57.1%)
7位:スペイン代表 対 トルコ代表(ユーロ2016グループステージ第2節)…974万9千人(60.9%)
8位:レアル・マドリード 対 アトレティコ・マドリード(CL決勝:90分間)…944万7千人(57.3%)
9位:スペイン代表 対 チェコ代表(ユーロ2016グループステージ第1節)…886万9千人(55.8%)
10位:イタリア代表 対 スペイン代表(ユーロ2016ラウンド16)…849万7千人(62.9%)

(記事/Footmedia)

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