日本代表MF清武弘嗣が所属するセビージャの元フランス代表MFサミル・ナスリが、ツイッターのアカウントを一時乗っ取られる被害にあったようだ。28日付けのイギリス紙『サン』が報じた。
同紙によると、乗っ取りの被害にあったのは27日の火曜日の夜だという。ナスリはアメリカ・ロサンゼルスにある美容クリニック「ドリップ・ドクター」を訪問。そこでビタミン剤の点滴注射を受けたことをツイートしたが、その後にアカウントを乗っ取られてしまったようだ。
ナスリのガールフレンドがホテルを去った後、同クリニックのナースから性的なサービスを受けたという内容のツイートが連続で投稿された。しかし、同選手は「ビタミン剤の点滴以外のサービスは受けていないし、ツイートもしていない」とこれを否定。そして、ハッカーのツイートを見つけるたびに削除を試みたが、そのたびにハッカーが性的な内容のツイートを繰り返したそうだ。
最終的にはハッカーの撃退に成功。その正体を特定することはできなかったが、ナスリもドリップ・ドクターも点滴注射については事実を認めたものの、その後に受けたという性的サービスについては否定し、乗っ取り被害に遭っていたことを説明した。
My account got hacked sorry about what happen earlier
— Samir Nasri Official (@SamNasri19) December 28, 2016
身の潔白を主張したナスリだが、スペイン紙『エル・パイース』によると、現地のアンチ・ドーピング機構がナスリの処置に違法性がないか調査を開始したという。関係者によると、規定量以上のビダミン剤が投与されていないかなど、いくつか気になる点があるそうだ。
ナスリは今シーズン、マンチェスター・Cからセビージャへレンタル移籍。加入1年目から背番号「10」を託され、中心選手として活躍しているが、束の間のオフに巻き込まれた騒動によって調子を崩さないか心配されるところだ。
(記事/Footmedia)