清武が約1カ月ぶりのフル出場 セビージャ、9発大勝で国王杯ベスト16進出

清武弘嗣

コパ・デル・レイ4回戦セカンドレグにフル出場した清武(写真は11月26日のバレンシア戦) [写真]=Getty Images

 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)4回戦セカンドレグが22日に行われ、日本代表MF清武弘嗣が所属するセビージャとフォルメンテラ(4部)が対戦した。

 11月30日に行われたファーストレグではセビージャが敵地で5-1と大勝。ベスト16進出へ大きなアドバンテージを持ってホームでの第2戦に帰ってきた。セビージャは前線にアルゼンチン人FWルシアーノ・ビエット、フランス人FWウィサム・ベン・イェデル、中盤にはブラジル代表MFガンソらを先発に起用。また、清武もスタメン入りを果たしており、公式戦5試合ぶりの出場となった。

 試合は前半からセビージャのゴールラッシュとなる。14分、右サイドからのグラウンダーのクロスをガンソが左足で流し込んで先制に成功。22分にも右サイドを崩し、最後はビエットが右足でゴールネットを揺らした。

 さらにセビージャは24分、セットプレーから追加点。右CKから清武がクロスを供給すると、ニアサイドでビエットが頭でそらし、最後はベン・イェデルが押し込んだ。27分には右サイドからのクロスのこぼれ球に反応したパブロ・サラビアが、エリア内左から右足でゴール左下に蹴り込み、リードを4点に広げた。

 攻撃の手を緩めないセビージャは43分、スルーパスでエリア内中央に抜け出したビエットがこの日2点目を決めると、直後の45分にもビエットが得点を挙げてハットトリックを達成した。前半はセビージャが大量得点を奪って折り返した。

 後半に入って1点ずつを取り合って迎えた77分、清武がガンソとのパス交換でエリア内右に抜け出すと、グラウンダーのクロスを供給。ゴール前でもつれたが、最後はサラビアが押し込んだ。

 さらにセビージャが試合終了間際にも1点を加え、9-1と大勝。格下相手に危なげなく勝利を収め、ベスト16へと駒を進めている。なお、清武は公式戦5試合ぶりのフル出場を果たした。

 これで年内最終戦を終えたセビージャは次戦、2017年1月7日にリーガ・エスパニョーラ第17節でレアル・ソシエダと敵地で対戦する。

【スコア】
セビージャ 9-1 フォルメンテラ

【得点者】
1-0 14分 ガンソ(セビージャ)
2-0 22分 ルシアーノ・ビエット(セビージャ)
3-0 24分 ウィサム・ベン・イェデル(セビージャ)
4-0 27分 パブロ・サラビア(セビージャ)
5-0 43分 ルシアーノ・ビエット(セビージャ)
6-0 45分 ルシアーノ・ビエット(セビージャ)
7-0 55分 ウィサム・ベン・イェデル(セビージャ)
7-1 61分 ガブリ・ゴメス・ロマン(フォルメンテラ)
8-1 77分 パブロ・サラビア(セビージャ)
9-1 88分 ウィサム・ベン・イェデル(セビージャ)

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