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2位浮上を目論むセビージャ、マラガとの自治州ダービーに臨む/リーガプレビュー

2016.12.17

セビージャは17日にマラガと対戦する [写真]=Icon Sport via Getty Images

 日本代表MF清武弘嗣が所属するセビージャは前節、アウェーでセルタを完封(3-0)し、通算9勝3分3敗として首位レアル・マドリードと7ポイント差、2位バルセロナと1ポイント差の3位をキープ。4位ビジャレアルおよび5位レアル・ソシエダには4ポイント差、6位アトレティコ・マドリードには5ポイント差を付けている。

 ホームに戻っての今節は、ブラジル人DFマリアーノ・フェレイラが累積警告により出場停止となるため、アルゼンチン代表DFガブリエル・メルカドがセンターバックから右サイドバックに回り、それに伴い3バックから4バックへと変更される可能性が高い。また、イタリア代表MFフランコ・バスケスが同じく累積警告により出場停止となる左サイドハーフにはスペイン人MFパブロ・サラビアがポジションを上げて入り、前節は途中出場ながらハットトリックを決めたスペイン人MFビセンテ・イボーラがスタメン入りすると見られている。一方、今節もベンチスタートが予想されている清武は、公式戦4試合振りに出場機会を得られた場合には、何としても得点に絡む活躍が欲しいところだ。

 対するマラガは前節、ホームでグラナダとドロー(1-1)に終わったものの、通算5勝6分4敗として11位を何とか死守。同ポイントで10位ラス・パルマスおよび12位セルタと並ぶチームは、2ポイント差の7位アスレティック・ビルバオまで射程範囲に捉えている一方、3ポイント差の13位アラベスおよび14位ベティスには1試合で追い付かれる状況にある。

 アウェーに移っての今節は、引き続きブラジル人FWシャルレス、セルビア代表MFズドラヴコ・クズマノヴィッチ、スペイン人MFケコ、ブラジル人DFウェリグトンを故障で欠くため、起用できるメンバーに変化はない。それゆえ、前節と同様の布陣になると見込まれているが、ここ2試合ドローが続いているだけに、いくつかのポジションでテコ入れが行わる可能性もある。

 実力でも順位でも大きく上回るうえ、ホームでは6勝1敗と圧倒的な強さを誇るセビージャだが、FIFAクラブワールドカップ ジャパン2016に出場中のレアル・マドリードとの差を詰めるためにも、エスパニョールとのダービーで勝ち点を落とす可能性が十分にあるバルセロナを抜いて2位に浮上するためにも、絶対に勝利が必要となる。一方、アウェーでは4分3敗と未勝利のマラガだが、ここまでの11失点はホームと変わらない。それゆえ、4節前にはバルセロナを無得点に抑えた粘り強い守備でロースコアの試合に持ち込み、最低でもドロー、あわよくばアウェー初勝利をもぎ取りたい。

By WOWOW

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