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セビージャ、敵地で最下位グラナダに痛い敗戦…清武は出場機会なし

2016.12.03

セビージャが、最下位グラナダに敗北を喫した [写真]=Getty Images

 リーガ・エスパニョーラ第14節が3日に行われ、グラナダ清武弘嗣が所属するセビージャが対戦した。

 2位バルセロナに並ぶ3位のセビージャは、3連勝を懸けたアウェー戦。11月30日のコパ・デル・レイにフル出場していた清武はベンチスタートとなり、スタメンにはGKセルヒオ・リコ、DFアディル・ラミ、ニコラス・パレハ、MFスティーヴン・エンゾンジ、FWビトーロ、ルシアーノ・ビエットらが名を連ねた。一方のグラナダは今シーズン未だ勝利がなく、ホームで白星を手にして立て直しを図りたいところ。GKギジェルモ・オチョア、MFジェレミー・ボガ、セルジ・サンペル、FWアルテム・クラヴェツらが先発出場している。

 最初にチャンスを掴んだのはホームのグラナダ。左サイドの高い位置でメフディ・カルセラ・ゴンサレスがパレハからボールを奪取すると、最後はボガがシュートに至るが、ここはGKリコが立ちはだかった。セビージャは8分、フランコ・バスケスとのコンビネーションで右サイドを突破したビトーロがエリア内に持ち込み、ゴール前へパス。先発起用されていたホアキン・コレアがシュートしたが、GKオチョアがストップしている。

 27分に試合が動いた。グラナダがカウンターを仕掛け、ウチェ・アグボがドリブルで駆け上がる。エリア右にいたボガにボールが渡ると、同選手はドリブルでディフェンスをかわしてゴール前にボールを送った。これをアンドレアス・ペレイラが右足で押し込み、ホームのグラナダが先制に成功している。

 42分、セビージャは左サイドからグラウンダーのクロスが入る。ディフェンスに一度はクリアされたが、こぼれたボールを右サイドに上がってきたマリアーノ・フェレイラが左足でシュートしたが、ゴールマウスの前で構えていたグラナダのダビド・ロンバンがブロックして得点を許さなかった。

 前半はホームのグラナダが1点をリードして折り返す。

 後半に入って55分、カウンターを仕掛けるグラナダは左サイドからガブリエウ・シウヴァがグラウンダーのクロスを送ると、ボガがトラップしてシュートしたが、GKリコが弾いてコーナーキックに逃れた。しかしその右CKを、ニアサイドにいたクラヴェツが頭でそらすと、ゴール前に飛び込んだロンバンがこれを押し込む。グラナダがリードを2点に広げ、シーズン初勝利に近づいた。

 69分、ホルヘ・サンパオリ監督はパブロ・サラビアとウィサム・ベン・イェデルを同時に投入して、反撃を図る。28分右サイドに抜け出したベン・イェデルが逆サイドに走り込んでいたビエットへロングパス。同選手は左足で枠を狙ったが、GKオチョアに阻まれてしまう。さらに74分にはバスケスが左足で狙いすましたミドルシュートを打つが、これもGKオチョアが落ち着いてセーブした。

 85分には右サイドからのクロスを、ファーサイドにいたバスケスが左足のダイレクトで押し込んだが、GKオチョアが左手で弾き返す。一方のグラナダも88分、カルセラのスルーパスに反応した途中出場のイサーク・クエンカがシュートに至るが、GKリコが左足で防いだ。こぼれ球がサラビアの手に当たったようにも見えたが、主審は笛を吹かずPKは与えられない。

 後半アディショナルタイム5分、エリア内のファウルによりセビージャにPKが与えられ、ベン・イェデルがこれを決めて1点を返した。

 PKが決まったと同時に試合は終了し、グラナダが2-1でセビージャを破った。次節、グラナダはアウェーでマラガと、セビージャはセルタと対戦する。

【スコア】
グラナダ 2-1 セビージャ

【得点者】
1-0 27分 アンドレアス・ペレイラ(グラナダ
2-0 56分 ダビド・ロンバン(グラナダ
2-1 45+5 ウィサム・ベン・イェデル(セビージャ

By サッカーキング編集部

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