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“クラシコ”を展望するシャビ「中盤の問題はイニエスタが解決してくれる」

2016.12.03

ともに数々のタイトルを勝ち取ってきたシャビ(左)とイニエスタ(右) [写真]=Corbis via Getty Images

 いよいよ3日に開催される“クラシコ”を前に、バルセロナの前主将である元スペイン代表MFシャビが、本拠地カンプ・ノウで行われるレアル・マドリードとの伝統の一戦を展望した。

 現在2位のバルセロナは、前節、アウェーでレアル・ソシエダに内容的には負けに等しいドローに終わり、首位のレアル・マドリードに6ポイント差を付けられている。だが、昨年夏にアル・サッドに移籍するまで“クラシコ”に歴代2位タイとなる42回出場したシャビは、ここまでの臨戦過程は関係ないとの経験談を話した。

「“クラシコ”は他のいかなる試合とも異なる。レアル・マドリードに20ポイント離されたバルセロナが最高の試合をすることもあれば、その逆もある。バルセロナがアノエタ(レアル・ソシエダの本拠地)で良くなかったことは何の意味も持たない。6ポイント離されていることにより、レアル・マドリードより少しプレッシャーがかかっているくらいだろう」

 シャビは一方、バルセロナが抱えているとされる課題について見解を述べるとともに、故障から回復したスペイン代表MFアンドレス・イニエスタの働きに期待を寄せた。

「僕のバルセロナでの最後のシーズン、ルイス・エンリケ監督は選手たちにディフェンスの約束事を指示していた。それは(リオネル)メッシであろうが、ネイマールであろうが、ルイス・スアレスであろうがね。レアル・ソシエダ戦がそうだったとは思わないが、それが崩れてしまえばチームは問題を抱えることになる。一方、中盤のコントロールやプレーの落ち着きが足りないと言われているようだが、その問題はイニエスタが解決してくれるだろう。彼はバルセロナにとって非常に重要な選手だからね」

 一方、両チームの伝統的な特徴について、「レアル・マドリードは目標を達成するために強く団結するチームで、バルセロナは選手が自由奔放にプレーするチームだ」との見解を示したシャビは、レアル・マドリードについても好意的な意見を述べている。

「今シーズンのレアル・マドリードは非常に手堅い。素晴らしい戦力があるうえに、ジネディーヌ・ジダン監督の指示を選手達が良く理解している。各々の選手に目を向けるなら、個人的には(ルカ)モドリッチのプレーが好きだね。それから、マルセロはとてつもなくレベルが高いし、前線には違いを作り出す選手がいる。また、(ダニエル)カルバハルやルーカス・バスケスといった生え抜きの選手が地道に貢献しているのも、クラブにとって重要な事だ」

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