ハメス争奪戦はパリSGがリード?…マンCとチェルシーも参戦か

ハメス・ロドリゲス

今夏の移籍市場における動向に注目が集まるハメス・ロドリゲス [写真]=Real Madrid via Getty Images

 レアル・マドリードに所属するコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスの新天地候補として、パリ・サンジェルマンが浮上した。イギリス紙『デイリーメール』が29日に報じている。

 J・ロドリゲスはレアル・マドリード加入2年目の2015-16シーズン、リーガ・エスパニョーラでは26試合出場7ゴールを記録したが、先発出場は17試合。全38試合の半数にも満たなかった。5月28日のチャンピオンズリーグ決勝アトレティコ・マドリード戦でもピッチに立つことはできず、公式戦通算では2014-15シーズンより14試合も少ない32試合出場にとどまった。

 出場機会が減少したことにより、今夏の移籍市場でレアル・マドリードを退団する可能性を報じられているJ・ロドリゲス。22日付のスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』によると、同選手の代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏がマンチェスター・Uのジョゼ・モウリーニョ監督に対して移籍に向けた打診を行った。また、スペインのサッカー専門誌『Don Balon』電子版が報じたところでは、J・ロドリゲスはマンチェスター市中心部から15キロメートルほど離れた地域で新居を探している模様だ。

 以上の報道から、J・ロドリゲスの移籍先はマンチェスター・Uが有力と見られていた。しかし、今回の『デイリーメール』によれば、同選手の獲得レースをリードしているのはパリ・サンジェルマンだという。

 同紙はスペイン紙『El Confidencial』の報道を引用し、パリ・サンジェルマンがJ・ロドリゲス獲得に向けて代理人のメンデス氏に接触したと伝えた。レアル・マドリード側には打診を行っていないが、近日中にも正式オファーに発展する可能性を報じられている。なお、レアル・マドリードは同選手放出の条件として、移籍金6500万ユーロ(約74億4000万円)以上での取引を要求しているようだ。

 なお、J・ロドリゲスに対してはマンチェスター・Cとチェルシーも興味を持っていると報じられている。パリ・サンジェルマンとマンチェスター・Uを含めた争奪戦が繰り広げられる可能性があるようだ。

 J・ロドリゲスはコロンビア代表の一員として臨んだコパ・アメリカ センテナリオ USA 2016を3位で終え、つかの間のバカンスを過ごしている。今後、去就に関する報道がさらに盛んに行われることになると見られている。

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