C・ロナ2発でレアル快勝も一歩及ばず…ジダン体制1年目は2位に終わる

クリスティアーノ・ロナウド

先制点を決めたC・ロナウド [写真]=Getty Images

 リーガ・エスパニョーラ第38節(最終節)が14日に行われ、デポルティーボとレアル・マドリードが対戦した。

 優勝争いが最終節までもつれ込んだリーガ・エスパニョーラ。優勝の可能性を残しているのは首位バルセロナと2位のレアル・マドリードで、両クラブの勝点差は1となっている。最終節でバルセロナが引き分け以下に終わり、レアル・マドリードがこの試合を制すると、レアル・マドリードの4シーズンぶり33回目のリーガ制覇が決まる。

 レアル・マドリードはこの試合にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、ウェールズ代表MFギャレス・ベイル、FWカリム・ベンゼマとベストに近い布陣で臨んだ。

 試合は開始からレアル・マドリードが攻勢に出る。8分、左サイドを突破したベイルがエリア内に進入する。マイナスの折り返しを送ると、ベンゼマが中央のC・ロナウドへラストパス。これをC・ロナウドが難なく押し込み、アウェーのレアル・マドリードが先制に成功した。

 続く26分、レアル・マドリードが左CKを獲得すると、トニ・クロースがクロスボールを供給する。これをC・ロナウドが頭で合わせてネットを揺らした。デポルティーボはエリア内でベイルのファウルがあったとして抗議したが、主審はゴールを認めて2点差となった。

 その後も猛攻を続けるレアル・マドリード。29分、最終ラインの裏に抜けだしたC・ロナウドがGKと一対一から右足シュートを放つ。しかし、ここは惜しくも右ポストに弾かれてしまい、ハットトリック達成とはならなかった。前半はそのままレアル・マドリードが2点をリードしてハーフタイムを迎えた。

 レアル・マドリードは後半開始からC・ロナウドが下がり、ハメス・ロドリゲスを交代で投入した。さらに61分にはクロースを下げてイスコをピッチに送り込んだ。

 一方、まずは1点を返したいデポルティーボ。71分、アレハンドロ・アリーバスに替えて、ロベルト・スアレスを投入した。直後の72分、デポルティーボが右CKを獲得すると、途中出場のロベルト・スアレスがフリーでヘディングシュートを放ったが、ここはGKケイロル・ナバスの好セーブに遭ってしまい、得点を奪うことができない。

 レアル・マドリードはさらに追加点を狙う。79分、イスコが右サイドのダニエル・カルバハルへ展開。カルバハルのクロスからイスコがヘディングシュートを放ったが、ここはわずかに枠の左へ外れてしまい、得点することはできなかった。

 このままレアル・マドリードが2-0で勝利を収め、12連勝を飾った。しかし、同時刻に試合を行ったバルセロナが勝利したため、勝点1差のまま変わらずに優勝を逃した。しかし、1月に就任したジネディーヌ・ジダン監督はチームの再建に成功し、1年目のシーズンを2位で終えたため、来シーズンの続投も濃厚となった。

【スコア】
デポルティーボ 0-2 レアル・マドリード

【得点者】
0-1 8分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)
0-2 26分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)

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