ヘタフェ戦で得点を決めたベンゼマ(奥) [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第33節が行われ、ヘタフェとレアル・マドリードが対戦した。
12日に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグでヴォルフスブルクを撃破し、大逆転でベスト4進出を決めたレアル・マドリード。中3日で迎えたヘタフェ戦には、スタメンを3名変更して臨んだ。センターバックにフランス代表DFラファエル・ヴァランが起用され、中盤ではコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスとスペイン代表MFイスコが先発出場を果たした。また、前線にはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとフランス代表FWカリム・ベンゼマ、ウェールズ代表MFギャレス・ベイルが並んだ。
試合開始13分、エリア左に進入したJ・ロドリゲスが中央へグラウンダーのクロスを上げると、C・ロナウドが走りこむが、惜しくも合わせることはできない。
ゲームを支配しながらもチャンスを作れないレアル・マドリードは27分、左サイドからボールを受けたイスコが右足のミドルシュートを放った。しかしこれは枠の左へわずかに外れ、ゴールとはならない。
直後の29分、レアル・マドリードが先制点を挙げる。J・ロドリゲスが右サイドからクロスを上げると、エリア内でフリーになったベンゼマが右足で合わせ、ネットを揺らした。
さらに40分、ベンゼマとのパス交換でディフェンスラインの裏へ抜け出したイスコが、右足アウトサイドでゴール左へ流し込んだ。このままレアル・マドリードの2点リードでハーフタイムを迎える。
後半に入って50分、レアル・マドリードがリードを広げる。ベンゼマがハーフライン付近から前線にロングパスを送り、ベイルがボールに追いつくと、GKビセンテ・グアイタとの1対1を落ち着いてゴール左隅へ突き刺した。
さらに攻勢を強めるレアル・マドリードは59分、敵陣深くでこぼれ球を拾いパスをつなぐと、最後はJ・ロドリゲスがエリア外から左足のミドルシュートを打った。しかしこれはGKグアイタが落ち着いてボールをキャッチし、ゴールを死守する。
1点を返したいヘタフェは74分、レアル・マドリードのGKケイロル・ナバスがバックパスを手で扱ったとして、ゴール手前で間接FKを得る。このチャンスにパブロ・サラビアが左足のシュートを放つが、GKナバスが体を張ってブロックし、ゴールを許さない。
しかし84分、ヘタフェは中盤でボールを持ったサラビアがミドルシュートで得点を狙うと、ボールはDFペペに当たってコースが変わり、そのままゴールへ吸い込まれた。
1点を奪われたレアル・マドリードだが88分、右サイドを駆け上がったルーカス・バスケスが中央へクロスを上げると、エリア内でパスを受けたJ・ロドリゲスがDFをかわしてシュート。ゴール右隅へ落ち着いて流し込み、再びリードを3点に広げた。
さらに後半アディショナルタイム2分、GKグアイタをひきつけたヘセ・ロドリゲスがC・ロナウドへラストパス。そのまま無人のゴールに突き刺し追加点を挙げた。試合は直後にタイムアップのホイッスルを迎え、レアル・マドリードが5-1で勝利を収めた。レアル・マドリードはこれでリーグ7連勝となった。
次節、ヘタフェは21日に敵地でレアル・ソシエダと、レアル・マドリードは20日にホームでビジャレアルと対戦する。
【スコア】
ヘタフェ 1-5 レアル・マドリード
【得点者】
0-1 29分 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)
0-2 40分 イスコ(レアル・マドリード)
0-3 50分 ギャレス・ベイル(レアル・マドリード)
1-3 84分 パブロ・サラビア(ヘタフェ)
1-4 88分 ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリード)
1-5 90+2分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)