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レアル、終盤のC・ロナ弾で“クラシコ”制す…バルサは公式戦40試合ぶり黒星

2016.04.03

逆転ゴールを挙げたC・ロナウド [写真]=Getty Images

 リーガ・エスパニョーラ第31節が2日に行われ、バルセロナレアル・マドリードが対戦した。

 バルセロナのホームで迎える通算232回目の“クラシコ”。両者の対戦成績はバルセロナが91勝、レアル・マドリードが92勝、引き分けが48となっており、バルセロナが勝利を納めれば、戦績は五分となる。バルセロナは本拠地カンプ・ノウでの“クラシコ”では2012-13シーズン以降、3年間負けがなく、また、現在公式戦39試合無敗とスペイン記録を更新中だ。対するレアル・マドリードはジネディーヌ・ジダン監督が指揮官として初めて伝統の一戦に臨む。今シーズン前半にホームで対戦した際には0-4と大敗を喫しており、リベンジを果たしたいところ。

 リーガ首位を快走するバルセロナはGKクラウディオ・ブラボ、DFジョルディ・アルバ、ハビエル・マスチェラーノ、ジェラール・ピケ、ダニエウ・アウヴェス、MFセルヒオ・ブスケツ、イヴァン・ラキティッチ、アンドレス・イニエスタ、FWネイマール、ルイス・スアレス、リオネルの11人が先発。3位レアル・マドリードはGKケイロル・ナバス、DFマルセロ、セルヒオ・ラモス、ペペ、ダニエル・カルバハル、MFカゼミーロ、トニ・クロース、ルカ・モドリッチ、FWクリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、ギャレス・ベイルの11人が起用されている。

 試合前には3月24日に亡くなったバルセロナOB、ヨハン・クライフ氏の追悼セレモニーを実施。スタンドでは「Gràcies Johan(ありがとう、ヨハン)」という文字と「14番」がモザイクで作られ、開始直前には黙祷が捧げられた。

 緊張感に包まれるなかキックオフを迎えると、10分にバルセロナが決定機を迎える。ゴールキック1本でディフェンスラインの裏を取ったネイマールがエリア内に持ち運び、中央へラストパス。完全にフリーとなっていたスアレスが右足で合わせたが、うまくミートすることができず、シュートは枠の左に逸れた。

 19分にはエリア手前左で得たFKをメッシが左足で直接狙ったが、ここは枠の上に外れた。直後には前線でボールを奪ったラキティッチがエリア内右のスアレスに預けると、ここからグラウンダーのクロス。DFのクリアが短くなったところをラキティッチが拾い、ゴール正面の位置から左足で狙ったが、GKケイロル・ナバスがなんとか弾き出した。

 我慢の時間が続いたレアル・マドリードは25分、モドリッチからのパスで右サイドの裏に抜けだしたC・ロナウドがカットインから左足でシュートを放ったがGKの正面に飛んだ。さらにこぼれ球を繋ぐと、ベンゼマから浮き玉のパスを受けたベイルがエリア内左から左足のハーフボレーで狙ったが、ここは大きく枠の上に外れてしまう。

 30分にもレアル・マドリードにチャンス。エリア外ゴール正面の位置でFKを獲得すると、C・ロナウドが直接狙ったが、ここも枠を捉えることはできなかった。

 前半終了間際には互いにシュートチャンスを作る。バルセロナは42分、左サイド高い位置でイニエスタからパスを受けたネイマールが左足でクロスを送り、ファーサイドに流れたボールをD・アウヴェスが右足ダイレクトで狙ったがわずかに枠の上。一方のレアル・マドリードは43分、右サイドからカルバハルが右足で低い弾道のクロスを入れるとエリア内中央でフリーとなっていたベンゼマが右足ハーフボレーで合わせたが、大きく蹴り上げてしまった。

 試合はこのままスコアレスでハーフタイムを迎える。

 後半最初のチャンスはバルセロナ。54分、エリア内左のスアレスが中央に預けると、パスを受けたメッシが左足でふわりと浮かせたシュートを放つ。しかしここはGKケイロル・ナバスが好セーブで凌いだ。すると直後の56分に先制点が決まる。右CKからラキティッチがクロスを入れると、ニアサイドに走り込んだピケがヘディングシュートをゴール右隅に叩き込んだ。

 ところがレアル・マドリードもすぐに反撃に出る。62分、左サイドからエリア手前中央にドリブルで持ち運んだマルセロがエリア内右にパスを通し、これを受けたクロースがグラウンダーで折り返すと、DFに当たって浮いたボールを中央のベンゼマがジャンピングボレー。このシュートがゴール右に決まり、試合は振り出しに戻る。

 バルセロナは74分、ラキティッチに代えてアルダ・トゥランを投入し、勝ち越しを目指す。一方のレアル・マドリードは78分、ベンゼマを下げてヘセ・ロドリゲスをピッチへ送り出した。

 交代直後の80分、レアル・マドリードは左サイドからC・ロナウドが右足でクロスを上げ、ファーサイドのベイルが頭で合わせる。このシュートがゴールネットを揺らしたが、競り合いの中でファールがあったと判断され、得点は認められなかった。さらに82分、右サイドからドリブルでカットインしたC・ロナウドが右足ミドルを放ったが、惜しくもクロスバーを叩いた。

 83分、レアル・マドリードはスアレスにファールを犯したS・ラモスがこの日2枚目のイエローカードで退場処分となってしまう。それでも85分、右サイドからベイルが右足でクロスを上げると、ファーサイドのC・ロナウドが胸トラップから右足でシュート。これがGKの股下を抜けてネットを揺らし、逆転に成功した。

 終盤はバルセロナが敵陣に押し込んだが、数的不利の相手を最後まで崩すことができず、試合は2-1で終了。レアル・マドリードが4シーズンぶりに敵地カンプ・ノウでの“クラシコ”を制した。一方、バルセロナは公式戦40試合ぶりの黒星を喫している。

 バルセロナは5日にチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント準々決勝ファーストレグでアトレティコ・マドリードと、9日にリーガ第32節でレアル・ソシエダと対戦。レアル・マドリードは6日にCLでヴォルフスブルクと、9日にリーグ戦でMF乾貴士所属のエイバルと対戦する。

【スコア】
バルセロナ 1-2 レアル・マドリード

【得点者】
1-0 56分 ジェラール・ピケ(バルセロナ
1-1 62分 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード
1-2 85分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード

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