アンチェロッティ氏もバルサのトリックPKに苦言「イタリアでは問題」

トリックPKを成功させたスアレス(一番左)とメッシ(一番右) [写真]=Getty Images

 リーガ・エスパニョーラ第24節が14日に行われ、バルセロナがセルタにホームで6-1と大勝。同試合でバルセロナが見せた“トリックPK”について、2016-17シーズンからバイエルンの指揮を執ることが決定しているイタリア人のカルロ・アンチェロッティ氏がコメントした。16日付のスペイン紙『マルカ』が伝えている。

 バルセロナは同試合の81分にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがエリア内で倒されてPKを獲得。キッカーを務めたメッシがシュートを打たずに左足で軽く触ると、走り込んだウルグアイ代表FWルイス・スアレスが右足でゴール右隅に決め、見事に“トリックPK”を成功させた。

 賛否両論の声が上がっている“トリックPK”についてアンチェロッティ氏は「本当に驚いたよ。スペインでは良いのだろうが、仮にイタリアで同じことをしたら多くの問題を呼ぶだろうね」と、否定的な意見を口にした。

 また、バルセロナのチーム状況については「今はレアル・マドリードよりもより良いかもしれないが、3月や4月などタイトルの行方を左右する重要な時期にどうなっているかはわからないね」と、昨シーズンまで指揮していたレアル・マドリードにもタイトル獲得のチャンスがあると明言した。

 さらに、バルセロナとアーセナルによるチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦についても言及し、「アーセナルは少しプレースタイルを変えている。エジルやジルー、サンチェスといった選手を使うことで、カウンター攻撃に重きを置くようになった。しかしながら、バルセロナは本当に強力だ。前線の選手は非常に危険だね」と、バルセロナの強さを強調した。

モバイルバージョンを終了