C・ロナウド放出で資金確保計画…レアルが243億円でネイマール獲得狙う

ネイマール、C・ロナウド

レアルがネイマール獲得とC・ロナウド売却を希望か [写真]=Getty Images

 レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が、同クラブのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを他クラブへ放出し、バルセロナのブラジル代表FWネイマールの獲得を希望している。スペイン紙『スポルト』が22日に報じた。

 ネイマールに関しては、11日にスイスのチューリッヒで行われたFIFAバロンドール授賞式にて、同選手の父親がレアル・マドリードの関係者と会談したと複数メディアが報じている。

 同紙は、レアル・マドリードのネイマール獲得とC・ロナウド放出には、経済的問題とスポーツ外の問題、2点が障壁になると指摘。まずは、レアル・マドリードがFIFA(国際サッカー連盟)から受けた補強禁止処分について、提訴の構えを見せているペレス会長が裁判に勝つことが必要となる。処分が無効とならなければ、今夏の移籍市場での選手補強は不可能となり、ネイマール獲得は実現しない。

 そして2点目は、経済的問題だ。同紙は「“第2のステップ”は非常にデリケートだ」と前置きしたうえで、ペレス会長がネイマールの移籍金1億9000万ユーロ(約243億6000万円)を支払う構えであると報道。ただ、1億9000万ユーロという推定額は、ネイマールがバルセロナの選手としての肖像権の50パーセントを譲渡する場合に算出される数字と伝えられている。肖像権関連の交渉で取り扱われる額は、4億ユーロ(約512億8000万円)にも達するとも報じられた。

 ネイマール獲得に要する莫大な額の資金源となるのは、C・ロナウドの放出で得る移籍金だ。同選手の移籍交渉がまとまれば、「サンティアゴ・ベルナベウ(レアル・マドリードの本拠地)の金庫は満たされる」と同紙は伝えている。移籍先候補については、パリ・サンジェルマンや古巣のマンチェスター・Uの名が挙げられている。

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