スアレスのリーグ7戦連発も実らず…バルサ、終盤に失点喫しドロー決着

スアレス

バレンシア戦でゴールを決めたバルサFWスアレス [写真]=Getty Images

 リーガ・エスパニョーラ第14節が5日に行われ、バレンシアとバルセロナが対戦した。

 リーグ戦6連勝と好調の首位バルセロナ。前節のレアル・ソシエダ戦は、負傷明けのFWリオネル・メッシがリーグ戦7試合ぶりのスタメン復帰を果たし、同9試合ぶりの復活ゴールも記録した。さらにFWネイマールとFWルイス・スアレスも得点を挙げて、“MSN”トリオが今シーズン初めて揃い踏み。今節もスタメン入りしたトリオのゴール量産に期待がかかる。一方、9位のバレンシアは前節のセビージャ戦で0-1の完封負けを喫すると、ヌーノ・エスピリト・サント監督が辞任。元イングランド代表DFガリー・ネヴィル氏の新監督就任が決定したが、今節は引き続き、サルバドール・ゴンサレス・マルコ暫定監督が指揮を執る。

 試合は前半をスコアレスで折り返し、後半59分にバルセロナが先制点を奪う。メッシとのワンツーで抜け出したスアレスがペナルティエリア内右に侵入。相手GKの目の前で右足を豪快に振り抜くと、シュートはニアサイドの狭い隙間を突いてゴールネットを揺らした。スアレスはリーグ戦7試合連続ゴールで13得点目。

 得点後も攻勢に出るバルセロナは74分、敵陣中央の左サイドからネイマールがドリブルで仕掛けてエリア内中央に侵入。右足シュートを放つが、わずかに枠の右に外れた。しかし86分、バレンシアが意地を見せる。味方のロングパスに反応したパコ・アルカセルが、エリア内中央でボールを収め、走り上がってきたサンティ・ミナにパス。そのボールに、サンティ・ミナがダイレクトで右足を振り抜き、シュートをゴール右上隅に突き刺さした。

 バルセロナは勝ち越し点を狙うが、このまま得点は奪えず、1-1の引き分けで終了。リーグ戦の連勝が6でストップした。一方、バレンシアは今シーズンのリーグ戦でホーム無敗をキープ。バルセロナ相手に貴重な勝ち点1を獲得した。

 バレンシアは、9日にチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ最終節でリヨンと、13日にリーグ戦第15節でMF乾貴士の所属するエイバルと対戦。バルセロナは、9日にCLグループステージ最終節でレヴァークーゼンと、12日にリーグ第15節でデポルティーボと対戦する。

【スコア】
バレンシア 1-1 バルセロナ

【得点者】
0-1 59分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
1-1 86分 サンティ・ミナ(バレンシア)

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