バロンドール3連覇に白旗を揚げるC・ロナウド「今年はメッシ」

C・ロナウド

昨年度のバロンドール表彰式に参加したメッシ(左)とC・ロナウド(右)[写真]=Getty Images

 現在、FIFAバロンドールを2年連続で受賞しているレアル・マドリード所属のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだが、3連覇はすでに諦めているようだ。

 現地9日に自身を描いたドキュメンタリー映画が公開されたことで、連日のように各国メディアから多くの取材を受けているC・ロナウドは、イギリスのテレビ局『ITV』とのインタビューで、今年のFIFAバロンドールはバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが獲得するとの見解を示し、その理由としてチームでのタイトルで自身を上回っていることを挙げた。

「今年のバロンドールはメッシが取るだろう。なぜなら、この種のトロフィーは投票によって決められるからだ。彼は昨シーズン、チャンピオンズリーグ(CL)にリーガ・エスパニョーラと、チームとして大きな大会をいくつも制した。一方の僕も、ヨーロッパ・ゴールデンシュー(ヨーロッパの全リーグを通じた得点王)になるなど、個人的には順調なキャリアの中でも最高のシーズンを送ったと思っている。しかし、今言った通りこれは投票によって決まるので、僕がバロンドールを取るのは難しいだろう。とはいえ、このテーマについては特に心配していない。僕はすでにバロンドールを獲得しているし、まさか3度も受賞できるとは思っていなかったからね」

 今年のFIFAバロンドール獲得に関しては白旗を揚げたC・ロナウド。とはいえ、来年以降の受賞には自信を見せている。

「僕はまだ自分が若く、あと5~6年はプレーできると感じているので、再びバロンドールを取れると思っている。自分にはチームのタイトル獲得に貢献できる力があり、それが達成されれば自ずと個人的なタイトルも付いてくることだろう」

 これまでメッシが4度、C・ロナウドが3度受賞に輝くなど、近年はFIFAバロンドール(前身のバロンドールおよびFIFAワールドプレーヤーを含む)を毎年のように争っている両選手。だがC・ロナウドは、メッシとの間にはメディアによって作られたようなライバル関係はないことを説明した。

「僕には個人的なライバルはいない。彼はあるクラブのために、僕は別のクラブのために共に全力でプレーしている。昨シーズンの彼は可能なあらゆるタイトルを獲得し、その前のシーズンは僕がそれをやった。僕らは大の仲良しではないけれども、普通に良い関係を築いており、お互いにリスペクトし合っている」

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