冬に移籍解禁のバルセロナ…獲得候補をスペイン紙がリストアップ

バルセロナ

3日のセビージャ戦に出場したバルセロナの選手たち [写真]=Getty Images

 冬の移籍市場に向けて、バルセロナがスカウティングを続ける中盤の選手をスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。

 バルセロナが冬のマーケットでまず補強するのは、スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスが抜けた穴で、ゴールを奪えるサイドアタッカーの補強を考えている。セルタのスペイン代表FWノリートがその第1候補だが、1800万ユーロ(約24億円)が必要となる模様。

 またバルセロナは前線だけでなく、中盤の補強の必要性にも迫られている。元スペイン代表MFシャビが退団し、ブラジル代表MFラフィーニャが長期離脱を強いられ、31歳になったスペイン代表MFアンドレス・イニエスタも負傷が多い。夏に獲得したトルコ代表MFアルダ・トゥランは1月からプレーできるが、ルイス・エンリケ監督が中盤の補強も必要と考えるのならば、チームは獲得に向けて動き始めるだろう。クラブのロベルト・フェルナンデスSD(スポーツ・ディレクター)は以下の選手たちを中盤の補強候補して考えている。

 まずはドルトムントに所属する24歳のドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンで、昨夏、今夏と追い続けている。2014年はフィジカルコンディションが良くなく、負傷もあり約1年間ピッチから離れていたが、復帰後はいいパフォーマンスを示している。ドルトムントと2017年まで契約が残っているが、同クラブはこれまでも主力選手を売却してきた過去がある。

 ベルギー代表MFユーリ・ティーレマンスはアンデルレヒトに所属する18歳の選手。アーセナル、ポルト、アトレティコ・マドリードなども関心を示しており、獲得には最低でも1500万ユーロ(約20億円)が必要と言われている。フィジカル、スキルがあり、背も高くバルセロナは同選手が14歳の時からスカウティングを続けているようだ。

 アヤックスに所属する18歳のオランダ人MFリーシェドリー・バズールもバルセロナが追い続けているタレントだ。スキルとフィジカルがあり、ミドルシュートも得意。ディフェンスのひとつ前のアンカーとしてのプレーに慣れており、そのプレーは同国のレジェントであるフランク・ライカールト氏と比較されている。マンチェスター・Cも同選手の獲得に興味を示しており、コンタクトをとっているという。

 他にも同紙は、マンチェスター・Uでベンチを温める事も多いスペイン人MFアンデル・エレーラ、高額の移籍金が必要になるであろうユヴェントスのフランス代表MFポール・ポグバ、パリ・サンジェルマに所属するイタリア代表MFマルコ・ヴェラッティ、レヴァークーゼンのドイツ代表MFラース・ベンダーなどの名前を挙げている。

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