2015.10.09

スペイン代表戦で長引くピケへのブーイング…国内で意見が割れる

ピケ
ピケへのブーイング騒動はいまだ収束していない [写真]= Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 バルセロナのスペイン代表DFジェラール・ピケを巡る騒動は、いまだ収束の気配を見せていない。

 スペインは9日、ユーロ予選でルクセンブルクをホームに迎える。これに勝てば本大会への出場を確定させる重要な一戦だが、FIFAランク142位の格下相手とのゲームとあって、試合への関心度はさほど高くない。代わって注目を集めているのは、ピケがスタンドに駆け付けたファンから再びブーイングを浴びられるのか否か、というものだ。

 ピケは昨シーズン、3冠達成を祝うセレモニーで最大のライバルであるレアル・マドリードを揶揄するスピーチをし、またカタルーニャ州の独立に同意する発言を繰り返したことで、6月11日の親善試合コスタリカ戦、そして9月5日のユーロ予選スロヴァキア戦のホームゲーム2試合で、スタンドに駆け付けた一部ファンからブーイングや罵声を浴びせられ、大きな騒動に発展していた。

 その後、先月10日には、ピケ自身が会見を開き、過去の発言に後悔はないこと、騒動に関わらず自分の考え方に変わらないことを強調。それをもって、騒動は一時的に収束していた。だが、問題が根本的に解決したわけではなく、再び迎えた代表戦を前にして、一部のスペインメディア(※主にレアル・マドリードを支持するメディア)が一斉にこの話を蒸し返している。

 そんな中、試合開催地であるスペイン北部の街、ログローニョの地元紙『La Rioja』は5日、「ピケに拍手を送ろう(Aplaudamos a Pique)」という見出しでピケを擁護する記事をオンライン上に掲載。さらに、「#AplaudamosaPique」というハッシュタグを作成し、ルクセンブルク戦でピケに拍手を送るよう呼びかけた。

「代表戦でのピケへのブーイングは、今やチームや試合そのものよりも大きな話題となっている。しかし、次の金曜日(9日)に行われる試合で、我々はブーイングよりも代表チーム全員を応援することにする。その理由は、(記事の執筆者)ピオ・ガルシアが『ピケは素晴らしいセンターバックであり、金曜日には自分が応援するチームでプレーする。彼が初めてボールタッチをしたときから、私は拍手を送るつもりだ』と書いたとおりだ。だから、我々は<#Aplaudamosapique>というハッシュタグを作り、彼を応援することに決めた。読者の皆さんも一緒に応援しよう!」

 すると、この記事は公開直後から大きな反響を呼び、そのハッシュタグはツイッターのトレンド入りを果たした。だがまもなくして、この主張に異を唱えるファンらが、ハッシュタグ「#Pitosapique(ピケにブーイングを)」を作成。その結果、ピケに対する立場を巡って、ツイッター上で新たな騒動が勃発することとなった。なお、8日にログローニョで行われた代表の練習中にも、ピケに対して拍手をするファンと、ブーイングをするファンが入り混じっていたという。

 ピケ本人は一連の騒動について、「時間が解決してくれる」と楽観的な姿勢を崩していない。一方、チームメイトのノリートは、「ピケへのブーイングは、代表チーム全員に対するブーイングと同義だ」と一部ファンの振る舞いを強く非難。また、現在はカタールのアル・サッドでプレーする元スペイン代表MFシャビも、「今はブーイングを止めて、彼を応援するべき時だ。彼にブーイングをするのは、過去のピケの発言が気に入らないレアル・マドリードのファンだ。もっと彼に敬意を払うべきだ」と、『Eurosports』のインタビューを通じて、ファンにピケへのリスペクトを求めている。

 果たして、試合当日にピケに送られるのは、“拍手”か“ブーイング”か。スペインがルクセンブルク相手に勝利を収めてユーロ本大会出場の切符を掴むのは間違いないだけに、ファンの反応は、前人未踏の大会3連覇を狙う彼らにとって、結果以上に大きな意味を持つことになりそうだ。

(記事/Footmedia)

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