レアル、C・ロナ不発もベンゼマ2得点で接戦制す…4連勝で首位浮上

レアル・マドリード

ベンゼマの得点を喜ぶレアル・マドリードの選手たち [写真]=Getty Images

 リーガ・エスパニョーラ第5節が23日に行われ、アスレティック・ビルバオとレアル・マドリードが対戦した。

 レアル・マドリードは開幕戦こそスコアレスドローだったが、第2節以降は3連勝と調子を上げている。今節も白星を挙げてこのまま4連勝を飾りたいところだが、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス、ブラジル代表DFダニーロ、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、ウェールズ代表MFギャレス・ベイルと負傷者が続出。苦しい戦いが続きそうだ。一方、アスレティック・ビルバオは未だ1勝といまいち調子に乗り切れていない。ホームで強敵を下し、勢いをつけたいところだ。

 序盤からチャンスを作ったのはレアル・マドリード。14分、右サイドからのクロスが上がると、相手DFに当たったこぼれ球をカリム・ベンゼマがジャンピングボレーシュート。しかし、ここは枠の上に外れてしまった。

 続く19分、ゴール前でFKを獲得すると、クリスティアーノ・ロナウドが直接シュート。ここは惜しくも枠の右に外れ、アスレティック・ビルバオのゴールキックとなる。GKゴルカ・イライソスがショートパスで試合を再開させると、パスを受けたミケル・サン・ホセが中途半端なバックパスを出してしまう。これを狙っていたベンゼマがダイレクトで流し込み、レアル・マドリードが先制に成功した。

 レアル・マドリードは28分にもチャンス。右サイドからのクロスをファーサイドのベンゼマがトラップし、ゴール前のトニ・クロースへパス。クロースが中央に切り込み右足シュートを狙ったが、ここはわずかに枠の上だった。前半は1-0でレアル・マドリードがリードして終了を迎える。

 後半もレアル・マドリードがチャンスを作っていたが、アスレティック・ビルバオがホームで意地を見せる。67分、アスレティック・ビルバオがカウンターからチャンスを作ると、右サイドからのクロスに飛び込んだサビン・メリーノがダイビングヘッド。ボールはゴール右下に決まり、アスレティック・ビルバオが同点に追いついた。GKケイロル・ナバスの無失点記録は427分で途絶えた。

 追いつかれたレアル・マドリードは直後の70分に反撃。中盤のルカ・モドリッチが右サイドに展開すると、ボールを受けたイスコがエリア右横まで持ち込み、グラウンダーのクロスを供給。これを走りこんだベンゼマが押し込み、レアル・マドリードがすぐさま勝ち越しに成功する。

 アスレティック・ビルバオは最後まで同点ゴールを目指したが、K・ナバスの好セーブもあり、レアル・マドリードが2-1で逃げ切って4連勝を飾った。

 次節、アスレティック・ビルバオは敵地でレアル・ソシエダと、レアル・マドリードはホームでマラガと対戦する。

【スコア】
アスレティック・ビルバオ 1-2 レアル・マドリード

【得点者】
0-1 19分 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)
1-1 67分 サビン・メリーノ(アスレティック・ビルバオ)
1-2 67分 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)

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