CL黒星発進のショックを拭い去りたいバレンシア、ベティスを迎え撃つ

バレンシア

前節は1点を守り切って勝利したバレンシア [写真]=Getty Images

 前節はアウェーでスポルティング・ヒホンに競り勝ち(1-0)、今シーズン初白星を挙げるとともに、通算1勝2分として8位に上昇したバレンシア。ところが、チャンピオンズリーグ(CL)初戦はホームでゼニトに競り負け(2-3)、3シーズン振りの出場となる今大会は黒星発進となってしまった。

 ホームに戻ってCLのショックを拭い去りたい今節は、GKジエゴ・アウヴェスとGKマシュー・ライアンの両守護神を欠くゴールマウスにGKジャウメ・ドメネクが入ることは確実だが、ここ2試合全く同じスタメンで戦っているだけに、複数のポジションでローテーションが行われる可能性がある。チームがなかなか波に乗り切れない原因としては、スポルティング・ヒホン戦では17本中3本、ゼニト戦では14本中3本に終わった枠内シュートの確率の低さが挙げられており、この試合では攻撃の精度を上げたいところだ。

 一方のベティスは前節、ホームでレアル・ソシエダに勝利(1-0)し、今シーズン初白星を挙げ、通算1勝1分1敗として9位に浮上した。

 連勝を目指す今節は、負傷したMFペトロス・マテウスとDFクリスティアーノ・ピッチーニの代わりにMFシャビ・トーレスおよびDFフランシスコ・モリネーロが入ることが予想されている。その一方で、負傷から回復して前節ベンチ入りしたMFラファエル・ファン・デル・ファールトにはデビューの期待がかかる。とはいえ、今節も最も注目を浴びるのは、復帰初戦となった前節でいきなり決勝点をアシストするなど、加入効果がてき面のMFホアキン・サンチェスだろう。バレンシアはホアキンにとって古巣となるだけに、スタジアムの反応にも注目したい。

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