リーガ・エスパニョーラ第31節が11日に行われ、レアル・マドリードとエイバルが対戦した。
前節のラージョ・バジェカーノ戦でも危なげなく勝利を収めたレアル・マドリード。今節は、スペイン代表GKイケル・カシージャス、ポルトガル代表DFペペ、フランス代表FWカリム・ベンゼマら主力を温存して、試合に臨んだ。
試合はレアル・マドリードがペースを握る。18分、イスコがペナルティエリア右からシュートを放つと、ボールは右ポストに当たりさらに左ポストに当たる。こぼれ球をハビエル・エルナンデスが押し込んだが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。
続く21分、ペナルティエリア手前左でFKを獲得すると、キッカーはクリスティアーノ・ロナウド。右足から放たれたシュートは、壁の横を通りキーパーの正面へ。しかし、エイバルGKシャビ・イルレタは逆を突かれてしまい、ボールはゴールに吸い込まれた。C・ロナウドにとっては今シーズン初めての直接FKからの得点となった。
その後もエイバルを攻め立てるレアル・マドリード。アルバロ・アルベロアが右サイド深くまで侵入すると、クロスボールに頭で合わせたのはハビエル・エルナンデス。前半の内にリードを2点に広げた。このまま、レアル・マドリードが2点をリードして前半を折り返す。
後半も最初にチャンスを作ったのはレアル・マドリード。48分、左サイドからエイバル守備陣を崩すと、ヘセ・ロドリゲスのパスを受けたルカ・モドリッチがシュート。しかし、ここはGKの正面だった。
するとカルロ・アンチェロッティ監督は、14日のチャンピオンズリーグを見据え、主力を温存する。61分にモドリッチを下げてルーカス・シウヴァ、64分にセルヒオ・ラモスとマルセロを下げて、ペペとナチョ・フェルナンデスを投入する。
その後もなかなか追加点が奪えないレアル・マドリード。しかし、ここで試合を決定づける得点が決まる。83分、ヘセがドリブルで中央突破。相手DFの間を切り裂き、ペナルティエリア右からシュート。これがゴール左下に決まり、レアル・マドリードが3点差をつけた。
このままレアル・マドリードが3-0でエイバルを下し、リーグ戦3連勝を飾った。
次節、レアル・マドリードはホームでマラガと対戦する。
【スコア】
レアル・マドリード 3-0 エイバル
【得点者】
1-0 21分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)
2-0 32分 ハビエル・エルナンデス(レアル・マドリード)
3-0 83分 ヘセ・ロドリゲス(レアル・マドリード)