3位崖っぷちのアトレティコ、苦手のアウェー戦で難敵エスパニョールに挑む

アトレティコ・マドリード

アトレティコは苦手のアウェー戦で難敵と対戦 [写真]=Getty Images

 アトレティコ・マドリードは前節、ホームでバレンシアとの上位対決にドロー(1-1)止まり。通算17勝4分5敗としたチームは、3位の座こそ何とか守り切ったものの、1ポイント差の4位バレンシアを突き放すことに失敗した。

 公式戦4試合振りの勝利を目指す今節は、FWアントワーヌ・グリエスマンとDFミランダが出場停止から戻る一方、FWマリオ・マンジュキッチとDFギリェルメ・シケイラが出場停止となるため、メンバーの頭数は前節と変わらない。アウェーでのファーストレグで黒星(0-1)を喫しているCLのレヴァークーゼン戦が中2日で控えているため、できる限り主力を温存したいところだが、3位の座が危うくなっている状況を踏まえ、ローテーションは最小限に抑えられると目されている。

 対するエスパニョールは前節、アウェーでレアル・ソシエダに完封(0-1)され、通算9勝5分12敗となり9位から10位に後退した。それでもチームは好位置に付けており、残り12試合で10ポイントを獲得すれば残留を確実にできる状況にある。今節は出場停止や故障中の選手はなく、トップチームの全メンバーが起用できる万全の状態にあるものの、前節に近い布陣が採用されると予想されている。

 実力でも順位でも大きく上に立つアトレティコだが、アウェーでは6勝2分4敗と苦戦を強いられており、ホームで7勝3分3敗と強さを見せているエスパニョールの方が、若干ながら優位な立場にあるとも見てとれる。1点差の際どい勝負が予想されるだけに、是が非でも勝利が欲しいアトレティコは攻撃陣に、引き分けでも問題はないエスパニョールは守備陣に注目したい。

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