エンリケ監督、アトレティコ戦を前に「彼らのスタイルは魅力的で好みだ」

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バルセロナを率いるエンリケ監督 [写真]=Anadolu Agency/Getty Images

 バルセロナとアトレティコ・マドリードによる注目の対決が準々決勝で実現したコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)は、21日にカンプ・ノウ(バルセロナの本拠地)でファーストレグが行われる。

 昨シーズンの公式戦6度の対戦では、優勝を賭けたリーガ・エスパニョーラ最終節の直接対決で1-1とドローを演じて優勝を決めるなど、アトレティコ・マドリードが1勝5分と優位に戦いを進めた両チーム。その一方で、今シーズン初対決となった今月11日のリーガ・エスパニョーラ第18節ではバルセロナが3-1でリベンジを果たしている。

 この直接対決では3連続となるカンプ・ノウでの一戦に向け、前日会見に臨んだバルセロナのルイス・エンリケ監督は、アトレティコ・マドリードの強さを改めて強調する一方で10日前の勝利についても言及した。

「アトレティコ・マドリードは、守備に関してはあらゆる面で力強さを誇り、攻撃に関しても多くの面で武器を有している。彼らのダイレクトでアグレッシブなスタイルは、私にとっては魅力的であり好みでもある。昨シーズンから6試合勝てなかった彼らを倒せたことは、プレー面ではさほど影響はないと思うが、心理面では良い方向に働くだろう」

 また、状態が心配された選手に関して、元スペイン代表MFシャビは出場できる一方、フランス代表DFジェレミー・マテューは欠場することを説明したエンリケ監督は、試合に向けた強い意気込みを表した。

「今回の目標はもちろん勝利であり、できればクリーンシートで試合を終えたい。得点を奪い、失点を防ぐという両方を実現するためにも、ボールポゼッションを高める必要がある。彼ら以上の厳しさやアグレッシブさを持って戦い、我々の武器を生かしてプレーしなければならない」

 アトレティコ・マドリードとの準々決勝の結果次第では解任との噂も囁かれているエンリケ監督だが、自身の将来については前向きな姿勢を示している。

「アトレティコ・マドリードとの対戦に自分の将来が懸かっているという感覚はない。今回の最高レベルが要求される偉大な相手との一戦で、次のラウンドに進むためにプレーするだけだ。あらゆる手を尽くして、とてつもない2試合を乗り切りたい。シーズン序盤に比べれば落ちているかも知れないが、私は良い感触を保ち続けているし、最高の瞬間はこれからやって来ると期待している」

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