C・ロナウド「メッシの存在は自分のモチベーションに繋がっている」

バロンドール授賞式に参加したメッシ(左)とC・ロナウド(右) [写真]=Getty Images

 2年連続3度目となるFIFAバロンドール(世界年間最優秀選手賞)受賞を果たしたレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、『France Football』誌とのインタビューで自身のキャリアについての思いを包み隠さず披露した。C・ロナウドはまず、FIFAバロンドールをすでに4度受賞しているバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシについて、健全なライバル関係を歓迎した。

「メッシの存在は自分のモチベーションに繋がっている。僕たちの競い合いは、彼にとってもモチベーションになっていると確信している。これは彼にとっても僕にとっても良いことだ。誰かを超えようと練習に励むことで自分のレベルが上がっていく訳だからね。彼が4度、僕が3度バロンドールを受賞しているという状況は、フットボール界にとっても好都合なはずだ」

 また、同賞に関して「すでに4度目の受賞を視野に入れているか?」と問われたC・ロナウドは、成功を手にするための自身の哲学を改めて表した。

「それについては考えていない。僕はただ、毎回練習に真剣に取り組み、日々自分を向上させていくだけだ。今は左足でのシュート、ゴールに向けた加速、フリーキックといった最近なかなか成果が出ていない部分の改善に努めている。また、今シーズンはリーガ・エスパニョーラとチャンピオンズリーグを制覇したい。それは結果的に4度目のバロンドール獲得に向けた最良の道筋となるだろう。いずれにしても、ハードワークなくして成功はないという謙虚な考えを決して忘れてはならない」

 C・ロナウドは一方で、「あなたはチームのリーダーか?」との質問にも謙虚な姿勢で回答している。

「リーダーという言葉が僕の人となりを定義している訳ではない。それぞれの選手が自分に見合った方法をもってピッチ上で自分を表現しているまでだ。僕はイケル・カシージャスやセルヒオ・ラモス、マルセロ、ペペといった他の選手と同じだけの責任を担っており、誰かの上でもなければ下でもない。いずれにしても、自分は今、幸運にもキャリアをスタートして以来最高のチームでプレーしている」

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