2014.12.01

アトレティコ対デポルでウルトラスが激突…川に投げ込まれた男性が死亡

デポルティボ
アトレティコ戦前、警察に囲まれ、不安な表情を見せるデポルティボサポーター [写真]=Getty Images

 スペインサッカーに悲劇が起きた。リーガ・エスパニョーラ第13節のアトレティコ・マドリード対デポルティボの試合前、両チームのファンが衝突し、1名死亡した。

 死亡したのはデポルティボのファンである43歳のフランシスコ・ロメロ・タボアダさん。ロメロ・タボアダさんは、この日試合が行われたアトレティコ・マドリードの本拠地ビセンテ・カルデロンの近くを流れるマンサナレス川に落ちて、心肺停止となり病院に運ばれたが、12時から始まった同ゲームの試合終了直後、現地時間11月30日14時に亡くなった。スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 警察はこの衝突で24名を逮捕。逮捕者は各チームの熱狂的なサポーターグループであるウルトラスのメンバーだ。デポルティボのウルトラス『リアソール・ブルース』、アトレティコ・マドリードのウルトラス『フレンテ・アトレティコ』に加えて、マドリッドに本拠地を置くラージョ・バジェカーノの『ブカネロス』と2部アルコルコンの『アルコル・フーリガンズ』もいた。

 サポーター同士の衝突はスタジアムの近くににデポルティボのサポーターのバス数台が到着した9時頃から始まり、約200人が参加していた。近くの喫茶店やレストランのイスやテーブル、木の棒が投げられていた。また川に人を投げ落としているシーンもカメラに録画されていた。

 スペインサッカーは1980年代から今日までにこうした暴力により、9人の死亡者を出している。

 試合後、アトレティコ・マドリードのエンリケ・セレソ会長は「数時間前、ここから500メートル離れた場所で起こった事件を非難したい。これはサッカーとは関係のないことだ。過激なグループが起こしたことで、私たちとは関係はない。全てのチームの間で平和と融和がなければいけない」と話し、こう続けた。

「ずっと前から言い続けている。サッカーの試合は家族が楽しむためのものであり、このようなことが起こるためのものではない」

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