万全の状態に近付くレアル、底力を増すビジャレアルとの大一番

C・ロナウド

エルチェ戦で4ゴールを決めたレアルのC・ロナウド [写真]=Getty Images

 レアル・マドリードは前節、アウェーでエルチェに圧勝(5-1)し、通算成績を3勝2敗として5位に浮上した。

 エルチェ戦では、前線では大黒柱のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが4ゴールと爆発し、中盤では出場機会の少なかったMFイスコとMFアシエル・イジャラメンディもスタメン起用に応えて好プレーを披露。また、完封勝利したコルドバとの開幕戦以来、流れの中で得点を奪われ続けてきた守備陣もPKによる1失点のみと、チームは様々な面で万全の状態に近づいている。

 対するビジャレアルは前節、アウェーでエイバルとドロー(1-1)止まりとなったものの、ここまで2勝2分1敗の7位。昨シーズンの躍進で底力を増したチームは、故障者の多い状況にしっかりと対処できていると言えるだろう。この試合に向けては、MFデニス・チェリシェフがローン元のレアル・マドリードとの契約により欠場する見込みだが、前節休養を与えられたMFカニの復帰が確実視されている。

 両チームは今後、レアル・マドリードが中3日でチャンピオンズリーグのルドゴレツ戦、ビジャレアルは中4日でヨーロッパリーグのアポロン戦に臨むが、いずれも格下との対戦となるため、今回の一戦に戦力を集中できるはずだ。それだけに、注目カードに相応しいレベルの高い戦いに期待したい。

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