エンリケ監督が退任したセルタ、新指揮官にOBのベリッソ氏を招へい

来シーズンからセルタを率いるエドゥアルド・ベリッソ監督 [写真]=LatinContent/Getty Images

 今シーズン、最大目標である1部残留だけでなく9位フィニッシュという好成績をチームにもたらしたルイス・エンリケ監督が、古巣バルセロナへと去ることになったセルタ。だが、これを規定路線として認識していたクラブは、早々に後任監督の獲得にこぎつけた。

 セルタは現地20日、チームのOBである元アルゼンチン代表DFのエドゥアルド・ベリッソ氏を、来シーズンからの新指揮官に招聘することを発表した。セルタとベリッソ氏は、近日中にも2年契約を締結する運びとなっている。

 2001-02シーズンから4年間に渡りセルタでプレーしたベリッソ氏は、主力としてチームの守備陣を支え、初年度はリーガ5位ならびにUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)進出、2年目はリーガ4位ならびにチャンピオンズリーグ進出に貢献した。

 2006年の現役引退後に指導者の道に進んだベリッソ氏は、2007年から3年間はチリ代表でマルセロ・ビエルサ監督のアシスタント・コーチを務めた。そして、2012年から率いたオヒギンスでは、今シーズンの前期リーグ(2013年アペルトゥーラ)でチームをクラブ史上初のチリ王者に導き、後期リーグ(2014年クラウスーラ)をもって指揮官の座を退いた。チリの名門クラブを中心に複数のオファーを受けていたベリッソ氏だが、その中から古巣セルタでの指揮を選択した模様だ。

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