古巣レアル・マドリードのカップ戦優勝を「見ていない」と明かしたモウリーニョ監督 [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)のベスト4にR・マドリードとA・マドリードが進出したリーガ・エスパニョーラ勢。
このスペインの首都を本拠地とする両者に関わる1人として挙げられるのが、昨シーズンまでR・マドリードを指揮し、今回の準決勝でA・マドリードと対戦するチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督だろう。現地21日、敵地ビセンテ・カルデロンで行われる1st Legの前日会見に臨んだモウリーニョ監督には、当然のように両チームに関する質問が飛んだ。
とはいえモウリーニョ監督は、R・マドリード時代に敵対していたスペインのメディアに対して英語以外の言語での質問は受け付けず、A・マドリードについても詳しいコメントは避けた。
「我々はA・マドリードをリスペクトしている。彼らのことは研究・分析してきた。しかし、私はその詳細について話をするつもりはないし、彼らのクオリティを話すためにこの場にいる訳ではない。素晴らしいチームでなければ、CLの準決勝に進出することなどできない。これには例外など存在しない、とだけ言っておこう」
一方、R・マドリードに対しては、「スペインにおける私のクラブはR・マドリードだ。私が参加していない大会では、彼らが優勝すれば嬉しいものだ」と愛情を示したモウリーニョ監督だが、バルセロナを下してタイトルを獲得した現地16日のコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝はチェックしていないことを明かすなど、既に関心が薄くなっていることを垣間見せた。
「R・マドリードのコパ決勝は見ていない。あの日は、まずはプレミアリーグのマンチェスター・シティ対サンダーランドを、次にタッサ・デ・ポルトガル(ポルトガル・カップ)のベンフィカ対ポルトを見た」