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“アムステルダム・ショック”を払拭したいバルセロナに、ホーム無敗のビルバオが牙を剥く

アヤックス戦では1-2で敗れ、今季初黒星を喫したバルセロナ [写真]=Getty Images

 ここまで13勝1分で首位を走るバルセロナを、8勝2分4敗で5位につけるアスレティック・ビルバオが新本拠地サン・マメス・バリアに初めて迎える注目の一戦。バルセロナがアウェーで6勝1分、ビルバオがホームで5勝2分ということを踏まえると、無敗対決と銘打ってもおかしくない。しかし、ここにきて両チームを取り巻く状況は大きく異なる。

 故障者の続出に頭を悩ませるバルセロナは、前節のグラナダ戦こそホームで4‐0と快勝したものの、直近のチャンピオンズリーグ・グループリーグ第5節のアヤックス戦はアウェーで1‐2と敗戦。よもやの形で今シーズン初黒星を喫したチームだが、ショックだったのは結果よりも内容で、中でもアヤックスの攻勢に防戦一方となった前半は、今シーズン最悪のパフォーマンスとなってしまった。

 あまりにも覇気の無いプレーに、温厚で知られるヘラルド・マルティーノ監督もハーフタイムに選手に雷を落としたと伝えられている。MFシャビはプレーの激しさ、MFセスク・ファブレガスは運動量、DFジェラール・ピケは戦う姿勢と、試合に欠けていた点をおのおの挙げているが、指揮官の叱咤を受けたチームがそれら反省材料を改善できるかが、“アムステルダム・ショック”を拭い去りたい今回の一戦の注目点となる。

 悪い面が押し並べて噴出したアヤックス戦だが、とりわけ酷かったのがサイドの攻防だ。右にDFカルラス・プジョル、左にDFマルティン・モントーヤとイレギュラーな形となったサイドバックは、相手に全く怖さを与えられず、殆ど自陣に留まる結果となった。今回はDFダニエウ・アウヴェスとDFアドリアーノが故障から戻ってくる可能性もあるが、いずれにして両サイドバックがどれだけ攻撃に絡めるかが、試合のキーポイントとなりそうだ。FWリオネル・メッシとGKビクトル・バルデスを欠く苦しい状況は変わらないだけに、FWアレクシス・サンチェスとMFセルヒオ・ブスケッツなどスタメン復帰が予想される選手には、不安払拭への大きな期待が掛かる。

 一方のビルバオはここ2試合、ホームのレバンテ戦とアウェーのマラガ戦をいずれも2‐1で制した。両試合とも先制される苦しい展開をひっくり返したチームは、今シーズン既に6回の逆転勝利を数えるなど勝負強さを発揮している。また、前節から中1週と日程的にも有利とあり、バルセロナを迎えるに当たって理想的な状況にある。ビルバオにとって今回最大の関心事となるのが、FWアリツ・アドゥリスの出場如何だろう。出場停止処分を受けた同選手だが、クラブの異議申し立てが認められれば起用可能となる。一方、アドゥリスが出場できない場合は、FWギジェルモが引き続きスタメン入りする見込みだ。また、ここ2シーズン連続でホームのバルセロナ戦で2‐2のドローを演じているチームにとって、両試合でゴールを決めているMFアンデル・エレーラには、相性の良さに期待が掛かる。

 ビルバオにとって、アヤックスの戦い方が最高のお手本となることは間違いないだろう。実際、アンデル・エレーラも「バルセロナを倒すためには、後方に引きこもっていてはならない。注意は必要だが、弱気になってはならない」と述べるなど、高い位置から積極的に行くとの強い姿勢を示している。試合を通じて強いインテンシティを発揮するのは難しい作業となるが、ビルバオにはそれを可能とするだけの選手層の厚さがある。就任初年度ながら多くの試合で効果的な選手交代を行うなど、チームを確実に掌握しているエルネスト・バルベルデ監督の手腕も、試合の鍵を握りそうだ。

【予想スタメン】
・アスレティック・ビルバオ [4‐2‐3‐1]
GK:1.イライソス
DF:15.イラオラ、18.グルペギ(6.サン・ホセ)、4.ラポルト、24.バレンシアガ
MF:8.イトゥラスペ、17.ミケル・リコ(7.ベニャ)、14.スサエタ、21.アンデル・エレーラ、19.ムニアイン
FW:28.ギジェルモ(20.アドゥリス)

バルセロナ [4‐3‐3]
GK:13.ホセ・マヌエル・ピント
DF:5.カルラス・プジョル(22.ダニエウ・アウヴェス)、3.ジェラール・ピケ、14.ハビエル・マスチェラーノ、2.マルティン・モントーヤ(21.アドリアーノ
MF:16.セルヒオ・ブスケッツ、6.シャビ、8.アンドレス・イニエスタ
FW:9.アレクシス・サンチェス、4.セスク・ファブレガス、11.ネイマール

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