2013.11.23

レアル・マドリードは新戦術を披露か…苦手アウェーで新しい中盤を試す

レアル・マドリード
リーグ戦13試合を終え、10勝1分2敗で3位のレアル・マドリード [写真]=Real Madrid via Getty Images

 今週は大勢の選手が各国代表で出払い、アットホームな少人数制セッションを続けていたレアル・マドリード。W杯出場が懸かったプレーオフでは、クリスティアーノ・ロナウドペペファビオ・コエントランのいるポルトガル、カリム・ベンゼマラファエル・ヴァランのいるフランス、ルカ・モドリッチのいるクロアチアが揃って勝ち抜け、精神的ショックを受けて帰って来る選手がいないのは幸いだったが、勝ち点差6で首位バルセロナを追うチームにとって、嬉しいニュースばかりではなかった。先週金曜に行われたドイツ代表の親善試合でサミ・ケディラがひざのじん帯を断裂、今季の残り試合をほぼ欠場することが確定となった。カルロ・アンチェロッティ監督によると、ボランチにこれまでほとんど出番のなかったカゼミーロを入れるか、最近は板についてきた4‐3‐3のシステムを変更して対応する予定だったが、今週火曜にはコエントランもスウェーデン戦の途中で、左太ももに小さい肉離れを起こしてしまった。

 加えて、スペイン代表のアルバロ・アルベロアが痛みを抱えて南アフリカから帰国。現在、マルセロが左ひざのけがからの回復中で左SBのポジションが手薄になってしまったが、ナチョ・フェルナンデスダニエル・カルバハルの2人の若手はこの代表戦週間、じっくりバルデベバスで調整。プレーオフ・セカンドレグに出場したヴァランも、短い期間で2試合プレーするには5月に手術したひざに不安があるため、ペペセルヒオ・ラモスの働きが期待されている。逆にポルトガル代表での勢いを持ち込んでほしいのはC・ロナウドで、W杯出場を決めた火曜の試合では、前節のレアル・ソシエダ戦に続いてハットトリックを達成。奇しくもその後、FIFAバロンドール賞の投票締め切りが今月末まで伸びたことも、当人のモチベーションアップに繋がるだろう。また既にウェールズ代表の敗退が決まっていたMFギャレス・ベイルは親善試合が1試合しかなく、早めに帰還しているため、やはりプレーオフ・セカンドレグでゴールを挙げたベンゼマと共に超強力前線に不安はない。

 一方、アルメリアは開幕10試合は勝てていなかったが、このリーガ休止期間前までの3戦で3連勝と、ようやく波に乗ってきた。先週にはセビージャと親善試合を行い、1‐1で引き分けている。攻撃陣ではここまで6得点と気を吐いているロドリに期待したい。また1部復帰の今季、期待の新戦力としてリヴァプールからレンタル移籍しているスソは、先発するか微妙なところだ。今回はU‐21スペイン代表に呼ばれなかったものの、フランシスコ・ロドリゲス監督が相手の破壊力に用心して、アウェーで成功している5人DF体制を敷くかもしれないからだ。ともあれ、シーズン序盤には、同じ昇格組のエルチェのホームで、相手が敗戦寸前まで追い込まれたという例もあるだけに、勝ち点1でも獲得して、降格圏すれすれの17位という順位を少しでも上げることが目標になるだろう。

【予想スタメン】
・アルメリア[5‐4‐1]
GK:1.エステバン
DF:22.ネルソン、4.ペジェラーノ、5.トルヒージョ、2.トルシッリエーリ、16.ドゥバルビエール
MF:23.ソリアーノ、12.アゼーズ、6.マルコス・テバル、8.アレイチュ・ビダル
FW:10.ロドリ

レアル・マドリード[4‐3‐3]
GK:25.ディエゴ・ロペス
DF:15.ダニエル・カルバハル、3.ペペ、4.セルヒオ・ラモス、17.アルバロ・アルベロア
MF:22.アンヘル・ディ・マリア、19.ルカ・モドリッチ、14.シャビ・アロンソ、11.ギャレス・ベイル
FW:7.クリスティアーノ・ロナウド、9.カリム・ベンゼマ

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