2013.11.23

故障者に悩むバルセロナ、アンダルシア最上位グラナダの挑戦を跳ね除けられるか

バルセロナ
リーグ戦13試合を終え、12勝1分の成績を残すバルセロナ [写真]=Getty Images

 開幕から快進撃を続けるバルセロナだが、この2週間はショッキングな出来事の連続となった。前節は相性の悪かったベティスとのアウェー戦に4‐1で快勝したものの、FWリオネル・メッシが負傷。すると国際Aマッチ週間では、スペイン代表として南アフリカ代表との親善試合に出場したGKビクトル・バルデスがけがに見舞われた。大黒柱と守護神を一気に失ったチームは、さらにDFダニエウ・アウヴェスもブラジル代表の合宿中に故障し、離脱中のDFジョルディ・アルバと併せ、両サイドバックのレギュラーが不在となった。また、代表招集が回避された選手についても、状態が万全でないMFシャビは欠場を予想する声が多く、故障から回復したばかりのMFセスク・ファブレガスとDFジェラール・ピケも不安が残る。

 緊急事態とも言えるほど満身創痍の状況だが、とりわけリーガの試合でバルデスを欠くのは異例となり、これまで驚異的なパフォーマンスを続けてきた同選手の不在は心配の種だ。代わりを務めるGKホセ・マヌエル・ピントもスーパーセーブが多いとはいえ、相手に決定機を作らせないことが一層重要となる。しかし、最良の手段である高い位置からのプレッシングを1試合を通じて行うのは、代表戦帰りで休養が十分でない選手が多いだけに難しいだろう。それゆえ、どのような形でチーム・ディフェンスを機能させるのか興味深いところだ。

 また、純粋なセンターフォワードがいない前線では、誰が“ファルソ・ヌエベ”(偽の9番)を務めるのかに注目が集まる。しかし、ここまでの戦いを踏まえれば、セスクもしくはFWネイマールが有力となるものの、いずれにしてもメッシの代わりを完全に務めるのは不可能だ。それゆえ、3試合連続ゴール中のFWアレクシス・サンチェス、メッシに次ぐ6ゴールを記録しているFWペドロ・ロドリゲスを含めた攻撃陣全体の流動的なプレーが求められる一戦になるだろう。

 一方のグラナダは、ここまで5勝2分6敗の8位と大健闘を見せており、最近は3勝1敗とさらに調子を上げている。1部残留が最大目標となるグラナダだが、18位まで5ポイント差を付ける一方で6位まで3ポイント差と、降格圏内よりもヨーロッパリーグ出場圏内の方が近く、セビージャを差し置いてアンダルシア州の5チームで最上位に着けている。好調を支える最大の要因はディフェンス面の向上で、1部昇格後の過去2シーズンはいずれも1試合平均で1.5近くあった失点が、今シーズンは1.0へと改善している。中盤の底にMFマヌエル・イトゥラが構えることで、相手のカウンターを着実に摘めているのが大きい。

 また、チームに安定感をもたらしているのが厚みを増した選手層で、アルジェリア代表コンビのMFヤシン・ブラヒミおよびMFハッサン・イェブダ、カメルーン代表DFアラン・ニョムだけでなく、チームでは控えのギリシャ代表GKオレスティス・カルネジスと、来年のワールドカップ出場国の代表にもクラブ史上最多となる4選手が名を連ねている。一方、守備力の高さに比べて攻撃力は低いものの、ここまでチームの11ゴールのうち6ゴールを挙げているFWユセフ・エル・アラビは、前節マラガ戦でもハットトリックを決めるなど決定力を発揮している。この試合ではほぼベストメンバーが組めそうなので、バルセロナの故障者の多さに付け入り、何とか勝ち点を奪って帰りたいところだ。

【予想スタメン】
バルセロナ [4‐3‐3]
GK:13.ホセ・マヌエル・ピント
DF:2.マルティン・モントーヤ、3.ジェラール・ピケ(5.カルラス・プジョル)、14.ハビエル・マスチェラーノ、21.アドリアーノ
MF:16.セルヒオ・ブスケッツ(17.アレクサンドル・ソング)、4.セスク・ファブレガス、8.アンドレス・イニエスタ
FW:9.アレクシス・サンチェス、11.ネイマール、7.ペドロ・ロドリゲス

・グラナダ [4‐3‐3]
GK:13.ロベルト・フェルナンデス
DF:2.ニョム、15.ディアカテ、24.ムリージョ、16.ブライアン・アングーロ
MF:18.イトゥーラ、14.レシオ(8.イェブダ)、4.フラン・リコ
FW:10.ブラヒミ(23.ペレイラ)、9.エル・アラビ、12.ブオナノッテ

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