2013.11.02

クラシコ敗戦の憂さをゴールラッシュで晴らしたレアル、アウェーで持続できるか

レアル・マドリード
前節セビージャ戦で活躍したC・ロナウド(左)とベイル(右) [写真]=Real Madrid via Getty Images

 先週末のカンプ・ノウでのクラシコでは、カルロ・アンチェロッティ監督がまだチームの人員配置に迷っている様子が見受けられたレアル・マドリードだが、水曜のセビージャ戦前、当人が「自分たちがやりたいと思っているプレーができる段階にかなり近くなっている」と言っていたのは決して強がりではなかった。というのも、前日にバルセロナがセルタに勝利して、首位と勝ち点差9という状態迎えたセビージャ戦。サンティアゴ・ベルナベウではクリスティアーノ・ロナウド、ギャレス・ベイル、カリム・ベンゼマが揃って爆発。3人の見事なコンビネーションで、計7点というゴールラッシュを披露してみせたからだ。

 更にその試合では、恥骨炎の手術からのリハビリに中足骨の骨折が重なり、昨季最後の国王杯決勝以来、怪我で離脱していたシャビ・アロンソも復帰。華々しいスタートを切りながら、このところ疲労からか、プレーに覇気が感じられなかったイスコも久々にライン間を自在に動き回り、プレーの組み立てに貢献した。しかし、そんなレアル・マドリードにもまだ矯正できていない弱点がある。

 それは大量得点勝利のおかげで影が薄くなっているが、今シーズンの彼らはここまでリーガの無失点試合がたったの2回と、守備が崩壊するケースが多いことだ。セビージャ戦でも3失点を喫したが、実際、GKディエゴ・ロペスのスーパーセーブがなければ、もっと点を取られていてもおかしくはなかった。その原因には若いダニエル・カルバハルが右SBに入ると、マルセロと同時に前線に上がってしまうといった基本的なミスもある。しかし、ここまでは中盤のメンバーが確定しなかったため、DF陣との連携が上手く取れていないところが一番の大きな要因である。この点もベテランのシャビ・アロンソが戻ったことで、徐々に改善されていくはずだが、来週にはCLユヴェントス戦を控えているため、アンチェロッティ監督もこの試合にはまだ彼を先発で使わないかもしれない。

 もっとも敵の弱みがわかっていても、どうしても打開できないこともある。それは今シーズン11試合で8ゴールだけというラージョの得点力の低さ。ボールポゼッションではほとんどの相手を上回り、チャンスも数多く作りながらもボールがネットに入ってくれないというのが、パコ・ヘメス監督の最大の悩みだ。新入団のアルゼンチン人FWホアキン・ラリベイはまだ1ゴール、メキシコ人FWネリー・カスティージョは負傷離脱と、ここ3試合で挙げた2点が、CBのアレハンドロ・ガルベスのゴールだったという辺りからも攻撃陣の不振ぶりが伝わってくる。ただし、そうは言っても前節オサスナ戦の負けで、再び降格圏入りしてしまった身となれば、ホームスタジアムの狭さを生かし、相手にダイナミックなサッカーをさせないなど、頭を振り絞り何とか対抗策を見つけてほしいところだ。

【予想スタメン】
・ラージョ・バジェカーノ [4‐2‐3‐1]
GK:1.ルベン・マルティネス
DF:2.ティト、5.ガルベス、22.サウール、21.アルビージャ
MF:10.トラズオーラス、8.アドリアン・ゴンサレス、19.ジョナタン・ビエラ、24.イアゴ・ファルケ
FW:7.ラス・バングラ、20.ラリベイ

・レアル・マドリード [4‐3‐3]
GK:25.ディエゴ・ロペス
DF:17.アルバロ・アルベロア、3.ペペ、4.セルヒオ・ラモス、12.マルセロ
MF:22.アンヘル・ディ・マリア、19.ルカ・モドリッチ、6.サミ・ケディラ、11.ギャレス・ベイル
FW:7.クリスティアーノ・ロナウド、9.カリム・ベンゼマ

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