2013.09.25

レアル・マドリードのペレス会長、「ベイルは安い買物だった」

ベイル
ベイル(右)獲得について言及したペレス会長(左) [写真]=Real Madrid via Getty Images

 この夏の移籍市場でトッテナムからウェールズ代表MFギャレス・ベイルを獲得した際に、フットボール界歴代最高の約1億ユーロ(約133億円)を投じたと伝えられているレアル・マドリード。だが、この天文学的な数字も、世界有数の建設グループのCEO(最高経営責任者)として培った手腕をクラブ経営に持ち込んでいるフロレンティーノ・ペレス会長にとっては、理知的な範囲内の金額だという。

 スペインのラジオ局『Cadena Ser』のフットボール番組とのインタビューに応じたペレス会長は、ベイルを一括払いで獲得したため利子が掛からないことを前置きすると共に、同選手のユニフォーム売上や40%を保有していると見られている肖像権に係る収入により、移籍金を補って余りある収益がもたらされることを説明した。

「レアル・マドリードにとって、ベイルは安い買物だった。今後、利子を支払う必要はないし、投資した金額以上を回収することが可能だからだ」

 実際、レアル・マドリードは2009年夏にマンチェスター・Uからポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを獲得した際にも、マドリード市内における数カ月のユニフォーム売上だけで、当時の歴代最高額であった移籍金8000万ポンド(約126億4000万円)をあっさり回収してしまった実績がある。

 この自身の専売特許でもある“錬金術”に、ペレス会長は絶対的な自信を持っているようで、これまでの実績をずらりと並べ上げた。

「世界屈指の名手達をサンティアゴ・ベルナベウ(レアル・マドリードの本拠地)に迎え入れるというのは、レアル・マドリードのビジネス・モデルだ。それは、これまでもフィーゴ、ジネディーヌ・ジダン、クリスティアーノ・ロナウドといった選手を獲得した際に、一時的な損失を即時的に利益に変えたことで示されてきた。そして今回、ベイルはマーケットに名を連ねている中で最も優れた選手だった」

 ペレス会長は一方で、レアル・マドリードとベイルは以前から相思相愛の関係にあったことも強調している。

「ベイルは小さい頃からレアル・マドリードのファンであり、このチームでプレーするのが人生の夢だった。彼はトッテナムの会長に、『もしチームがチャンピオンズリーグに出場できなかったうえ、レアル・マドリードからのオファーがあった場合には移籍したい』と前々から伝えていた。一方、我々も彼を少なくとも2年間に渡り追い掛けてきた。トッテナムの試合は毎週末必ずチェックしてきた」

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