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マラガに完全移籍のサンタ・クルス「お金よりも人生の豊かさ」

マラガでプレーするサンタ・クルス [写真]=Bongarts/Getty Images

 昨シーズン、オーナーの無責任経営が引き金で起きた主力の大幅離脱という逆境を乗り越え、チャンピオンズリーグではベスト8、リーガ・エスパニョーラでも6位に入ったマラガ。しかし、選手への給与や他クラブへの債務の未納を理由にUEFA(欧州サッカー連盟)からヨーロッパリーグへの出場を取り消された今シーズンは、更なる緊縮財政が打ち出され、もはやチームの中心メンバーを引き留める力はなくなった。

 実際、マヌエル・ペジェグリーニ監督がマンチェスター・Cへと向かったのを筆頭に、U-21スペイン代表MFイスコはレアル・マドリード、元スペイン代表MFホアキンはフィオレンティーナ、元フランス代表MFトゥラランはモナコ、元ブラジル代表MFバチスタはクルゼイロ、元アルゼンチン代表のDFデミチェリスおよびFWサビオラはそれぞれアトレティコ・マドリードとオリンピアコスに移籍。ベルント・シュスター監督を新たに迎えたチームは、昨シーズンの面影が殆どない陣容へと変貌せざるを得なくなっている。

 そんな中、マンチェスター・Cからのローンでプレーした昨シーズンを経て、ベテランとしては長期の3年契約で完全移籍を果たしたパラグアイ代表FWサンタ・クルスが、スペイン紙『AS』とのインタビューで、他の主力選手と異なる決断を下した理由を説明した。

「マラガ残留を選んだのは、お金よりも人生の豊かさの方が明らかに重要だからだ。14年間ヨーロッパで暮らしてきた僕ら家族にとって、今は快適に過ごせる静かな場所に腰を落ち着ける時なんだ。そして何より、子供達は友人とかけがえのない関係をこの街で築いている。これは決してお金では買えないものだ。それゆえ、クラブが問題を抱えていたことは分かっていたが、マラガでプレーを続けるというのが当初からのプランだった。この街が与えてくれる幸せを引き続き享受できるというのは、天の恵みのようなものだ」

 サンタ・クルスはまた、シュスター監督から若手選手の手本としても期待されていることについて、ベテランとしての自覚を示した。

「自分の目標は個人としてもチームとしても成功を収めることに変わらない。しかし、他にも重要視していることはいくつかある。とりわけ、若い選手がフットボール界で正しい道を進んでいけるよう手助けするのは好きだね。僕は多くの経験を積むことにより、誰とでも上手く過ごすコツを掴むことができた。今の自分ならば、数多くのピッチ内外で役立つことを若手に伝えることができるだろう」

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