2013.05.24

リーガは監督に受難の地? 来季の指揮官が決定済はわずか3チーム

モウリーニョ
ともに今季限りで退団が決まったペジェグリーニ監督(左)とモウリーニョ監督(右) [写真]=Real Madrid via Getty Images

 レアル・マドリードのジョゼ・モウリーニョ監督に続き、マラガのマヌエル・ペジェグリーニ監督も今シーズン限りで退団することが発表され、さらにレアル・ソシエダのフィリップ・モンタニエ監督も来シーズンからレンヌを指揮することが決定するなど、有数の指揮官であっても短命政権に終わることが多いリーガ・エスパニョーラ。

 その姿は、ここまで27年間に渡りチームを指揮してきたアレックス・ファーガソン監督が勇退を発表し、エヴァートンを11年間に渡り率いてきたデイヴィッド・モイーズ監督を後任として指名したマンチェスター・Uや、アルセーヌ・ヴェンゲル監督が来シーズンで在位18年目を迎えるアーセナルなど、長期政権が目立つプレミアリーグとは大きく異なる。

 実際、リーガ・エスパニョーラの全20チーム中、現時点で来シーズンの続投が決定しているのは、アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督、ベティスのペペ・メル監督、ヘタフェのルイス・ガルシア・プラサ監督と、わずか3チームしかないという。

 バルセロナのように、昨年12月に耳下腺の腫瘍摘出手術を受けたティト・ビラノバ監督の状態に問題がなければすんなり続投という、特殊な状況に置かれているチームもある。だが、一般的な指針となる成績、同じく考慮せざるを得ない財政状態だけでなく、スペインならではの独自かつ強烈なクラブ文化が人事に大きな影響を及ぼしているケースも多く、モウリーニョ監督の退団などはその最たる例と言えるだろう。

 昨シーズンはチームをヨーロッパリーグおよびコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)で決勝に導いたアスレティック・ビルバオのマルセロ・ビエルサ監督も、開幕前からクラブ上層部との関係がこじれた今シーズンはいずれの大会でも見せ場を作れず、この夏の去就が決定していない。また、オサスナ、デポルティボ、レアル・サラゴサ、マジョルカ、セルタといった残留争いに巻き込まれているチームでは、当然ながら監督の続投は白紙となっている。

 バレンシアのエルネスト・バルベルデ監督、エスパニョールのハビエル・アギーレ監督、セビージャのウナイ・エメリ監督といった、シーズン途中に就任してチームを立て直した指揮官や、崩壊の危機に瀕したチームを1部残留ならびにヨーロッパリーグ出場争いに導くなど、就任初年度で実績を残したラージョ・バジェカーノのパコ・ヘメス監督ですら、退団の噂が囁かれている。このうちバルベルデ監督は、バルセロナもしくはビルバオが指揮官交代に踏み切った場合の後任候補として、早くも名前が挙がっている。

 このように、監督にとっては受難の地となっているリーガ・エスパニョーラだが、その分オフシーズンの指揮官人事からは目が離せないとも捉えられるだろう。

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