2013.05.04

国王杯決勝に焦点を移すレアルに、金星を狙うバジャドリードが挑む

ドルトムント戦に臨んだレアル・マドリード [写真]=Real Madrid via Getty Images

 今週は火曜にチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグでドルトムントと対戦し、決勝進出にあと一歩まで迫ったものの、合計スコア3-4で敗退が決まったレアル・マドリード。今シーズンは早い時期からバルセロナに勝ち点差をつけられてしまったため、目標を“デシマ”(チャンピオンズリーグ10回目の優勝)へと切り替えていた彼らだけに、今回の敗退は心情的に大きな痛手となった。そして、チーム一丸となって奇跡の大逆転を目指したその試合では、ファーストレグで痛めた左の太ももが完治しないままプレーしたクリスティアーノ・ロナウドがけがの状態を悪化させ、さらにチームの2点目を挙げて逆転ムードを最後まで盛り立てたセルヒオ・ラモスも、試合途中から右のハムストリングに肉離れを起こしていたことが発覚するなど、傷跡が残る形となった。

 セルヒオ・ラモスは現地17日のコパ・デル・レイ決勝を目標に復帰を目指すようだが、リーガは勝ち点差11で首位を走るバルセロナが今節ベティスに勝利し、レアル・マドリードが負ければ優勝が決まるという大詰め段階。さらに前節3位のアトレティコ・マドリードに勝利し、レアル・マドリードは勝ち点差を6に広げているため、C・ロナウドも無理して出場する理由は見当たらない状況だ。ドルトムント戦後の記者会見で、今シーズン限りの退団をはっきりした言葉でほのめかしていたモウリーニョ監督にとっても、今シーズンのタイトルを1つでも獲るため、少しでも疲れの見える選手は温存するのが定石と言えるだろう。また、そのコパ・デル・レイ決勝の都合により、来週はミッドウィークに第36節のマラガ戦が前倒しで開催されることも、ローテーションが予見される理由となっている。

 一方、現在勝ち点40で12位のバジャドリード。直近の2節ではグランダ、セビージャに引き分け、目標の1部残留確定の目安となる42から43ポイントへの到達にやや足踏みしている。とはいえ降格圏とは10ポイントの差があるため、残り5試合で残留を決めることはほぼ確実と見られるが、できるだけ早い時期に楽になりたいというのが人情だろう。セルビア人のミロスラフ・ジュキッチ監督の下、1部復帰1年目ながら積極的なサッカーで着々と勝ち点を積み上げてきた彼らにとって、世間の注目が集まるサンチャゴ・ベルナベウでの一戦は待ちに待っていた晴れ舞台。それこそ先日、その場でチャンピオンズリーグ決勝進出の切符をもぎ取ったドルトムントから興味を持たれているという25歳のドイツ人サイドアタッカーであるエーベルトなどにとっては、とりわけモチベーションが上がるはずだ。気落ちしている相手の隙をついて、何度か得意のカウンターを成功させることができれば、大金星を挙げるのも決して夢ではないだろう。

【予想スタメン】
・レアル・マドリード[4-2-3-1]
GK:25.ディエゴ・ロペス(1.カシージャス)
DF:27.ナチョ・フェルナンデス、 3.ペペ、11.リカルド・カルヴァーリョ、5.コエントラン
MF:21.カジェホン、15.エッシェン、6.ケディラ、8.カカ
FW:29.モラタ、9.ベンゼマ

・バジャドリード[4-2-3-1]
GK:1.ハイメ
DF:2.ルカヴィナ、6.ヘスース・ルエダ、4.マルク・バリエンテ、24.バレンシアガ
MF:22.ビクトル・ペレス、18.アルバロ・ルビオ、20.エーベルト、10.オスカル、
FW:9.ハビ・ゲラ、11.ダニエル・ラーション

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