2013.04.27

ダービー史は塗り替わるか…2位レアルと3位アトレティコが激突

前回の対戦では、レアル・マドリードが2-0で快勝していた [写真]=Getty Images

 ダービー直前となった今週の水曜日、両チームの明暗は対照的だった。アトレティコ・マドリードには、前節のセビージャ戦でジエゴ・コスタが受けたイエローカードが競技委員会によって取り消され、累積警告を免れてダービーに出場できるという報が到着。その一方で、アウェーでチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグのドルトムント戦に臨んだレアル・マドリードは、1-4というショッキングな大敗を喫し、テクニカルスタッフ、選手たち、そしてサポーターに至るまでクラブに携わる全ての人間が、来週に開催されるセカンドレグでの逆転突破に全神経を奪われることになってしまった。

 こうなると、チャンピオンズリーグ優先の姿勢を崩していないジョゼ・モウリーニョ監督が、中2日を空けての総力戦に備え、今節のダービーでは多くのレギュラー選手を温存することはほぼ確定的だろう。その結果として、けがの回復後もまだ実戦起用されていないキャプテンのGKイケル・カシージャスに、出場機会が訪れる可能性が高くなった点は皮肉とも言える。留意すべき点は、残り6試合となった今節、ダービーに敗れて首位バルセロナがアスレティック・ビルバオに勝利した場合、ライバルの優勝が確定することだ。チャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグでバイエルンに4-0と惨敗したチームに巻き返しの勢いを与えかねないだけでなく、3点差以上で敗れた場合には、アトレティコ・マドリードに2位の座を明け渡してしまうこととなる。できればダービーマッチで勝利を収め再び士気を高めたいチームが、アウェーでどのような選択に出るか大きな注目が集まる。

 一方、最大の焦点はタイトルの懸かるコパ・デル・レイ決勝に絞られているアトレティコ・マドリードだが、朗報は、チームの前線を牽引しているジエゴ・コスタの出場だけではない。3月から数試合に渡ってノーゴールが続いていたエースのファルカオが、グラナダ戦、セビージャ戦と続けて得点を挙げ、再びゴールづいてきたことはシメオネ監督にとってもかなり心強いはずだ。3月末のバレンシア戦で足首を捻挫したアルダの回復が遅れていることは心配だが、手首の骨折が治った後に筋肉痛を抱えていたティアゴが今週は全体練習に復帰している。

 13年間勝利なしという、苦汁を飲まされ続けてきた首都のライバルの鼻を明かすことは、チーム全員の悲願となる。リーガでの目標が来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得である以上、この試合に勝利して4位のレアル・ソシエダが負けるか引き分ければ、3位以上が確定することも大きなモチベーションになっている。ミッドウィークの試合が無く、体力的にも有利な彼らではあるが、たとえ、自軍の調子がどんなに良くても、開始数分で先制しようと、相手に退場者が出ようと、ずっと勝てなかったのがアトレティコ・マドリードの近年のダービー史。果たして、今回がそのジンクスを破る記念すべき一戦になるのだろうか。

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