2013.04.27

CLショックを振り払いたいバルサに、ビルバオが襲い掛かる

メッシ
バイエルン戦ではメッシ(左)ら、攻撃陣が不発に終わったバルセロナ [写真]=Bongarts/Getty Images

 2シーズンぶりのリーガ制覇が今節にも決定する可能性があるという秒読み段階に入り、本来ならば盛り上がりを見せるはずのバルセロナが、ここ数年来まったく経験したことのない激震に包まれている。

 前節はホームでレバンテを1-0で振り切ったチームだが、チャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグではアウェーでバイエルンに0-4で大敗。4点差での黒星は、ジョゼップ・グアルディオラ前監督からティト・ビラノバ現監督へと続く、この4年半の体制でのワースト記録を2点も更新する最悪の結果となった。

 奇跡の逆転劇が必要となるバイエルンとのセカンドレグを4日後に控える今回の試合では、できるだけ戦力を温存したい一方、快勝してショックを振り払いたいところでもある。この相反しかねない2つの思惑の中で、どのように試合をマネージメントするかが最大の争点となる。いずれにしても、仮にこの試合を落としたとしても優勝は確実な状況にあるだけに、ファーストレグで完全に精彩を欠いた故障明けのFWリオネル・メッシなどは休ませたい。

 逆風に晒されたチームにおける数少ない追い風といえば、肝臓移植手術を乗り越えたDFエリック・アビダルが、レバンテ戦で復帰後3試合目にして初のフル出場を果たしたことだろう。一昨シーズンは、肝臓の腫瘍除去手術から復帰したアビダルのためにと全員が一丸となり、リーガ・エスパニョーラとチャンピオンズリーグの2冠を獲得した経緯があるだけに、チームの奮起に期待したい。

 一方、現在14位のアスレティック・ビルバオは、降格圏内からは8ポイント離れているものの、残留確定の目安である43ポイントにはあと7ポイント必要となる。依然として気の抜けない状況にあるチームは、前節はアウェーでデポルティーボ・ラ・コルーニャと1-1のドローに持ち込み、何とか連敗を2でストップした。

 この試合に向けて最も心配されるのは、FWアドゥリスの状態が万全で無いうえ、ここ3試合で代わりを務めてきたFWジョレンテもコンディションを落としている前線だろう。どちらがワントップに入ったとしても90分間の出場は厳しいと見られており、マルセロ・ビエルサ監督の起用法に注目が集まる。また中盤では、出場停止処分を受けたMFイトゥラスペが、異議申し立てが認められず欠場となる場合、MFグルペギが代わりに出場する見込みとなっている。

 バルセロナ対策として、チームはバイエルンの戦い方を参考に準備を進めており、そのグルペギも「彼らは素晴らしいプレーでバルサを倒したので、いくつかの要素を取り入れて実践に移したい」と明言している。首位バルセロナとの今回の一戦の後は、19位セルタ、18位マジョルカ、20位サラゴサとの対戦が控えており、降格圏内に沈むチームとの3連戦という違った意味で厳しい戦いとなる。ここで内容のあるパフォーマンスを見せ、体勢を整えておきたいところだ。

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