リーガ・エスパニョーラとスペインサッカー連盟は、この度、“ブルーカード”なるものを50万枚作成し、スペイン中のクラブ、選手、審判、各地の地方サッカー協会、愛好会等に配布した。この“ブルーカード”の裏には次の10項目が記載されている。
1.フェアープレーを。
2.勝利を目指して戦え! しかし、誇りを持って、時には敗北を受け止めよ
3.ルールを厳守せよ
4.相手、仲間、審判、そして観客をリスペクトせよ
5.フットボールの価値を高めよ
6.フットボールの名声を守っている人達を敬愛せよ
7.我々のスポーツを脅かす汚職、麻薬、人身差別、暴力、その他悪しき風習を排除せよ
8.周りの人間が汚職に手を染めないよう、助け合おう
9.我々のスポーツを汚そうとする者を排除せよ
10.世界をよりよいものにする為に、フットボールを活用せよ
愛好会協会会長のホセ・ルイス・マルティン氏は、今回の活動について以下のように語った。
「これは、スペインフットボールにとって重要な試みだ。この国のフットボールのレベルは、世界最高峰にあると自他共に認めている。しかし、その周囲を取り巻く環境は、健全たるスポーツの精神において、まだまだ改善の余地がある。私達はこの運動を広く、底辺にまで広め、この国のフットボール文化が、競技レベルだけでなく、全ての側面において、世界の見本となる事を目指さなければいけないと考えている。これは、下部組織の少年少女達にしっかりと根付かせていかなければならないことであり、スタジアムの観客にも呼びかけなければならないことである。家族が安心して足を運べる環境を作ることは、とても重要だ」