2013.03.10

クラシコとCLで実力を示したレアル、緊張感と好循環の維持がカギ

好調を維持するC・ロナウドは得点なるか [写真]=ムツ カワモリ

 先週はコパ・デル・レイ準決勝セカンドレグでバルセロナに3-1と快勝して決勝への切符を掴み、続くリーガ第26節のクラシコでも2-1と宿敵相手に連勝。さらには今週火曜日に行われたチャンピオンズリーグベスト16でも強豪マンチェスター・Uに引導を渡し、改めて全世界にその実力を示したレアル・マドリード。月末までには各国代表戦が入るものの、今週末からは好調のトーナメント戦が一度中断し、3試合続けて再びリーガと向き合うことになる。

 伝統の一戦 クラシコでの勝利によって、首位バルセロナとの勝ち点差は13に縮小。ジョゼ・モウリーニョ監督のコメントからは逆転優勝を狙う意志を汲み取りづらいが、ライバルのバルセロナが悪循環に陥っていることもまた事実。強敵を続けて下したレアル・マドリードのチーム状態は最高といっても過言では無く、とりわけエースのクリスティアーノ・ロナウドは大舞台で高いパフォーマンスを維持し続けている。また、マンチェスター・U戦で同点ゴールを挙げたルカ・モドリッチや、リーガでのクラシコに先発したカカなど、控えにまわっていた選手たちの株がここに来て急上昇。チャンピオンズリーグで太ももに小さな肉離れを起こしたアンヘル・ディ・マリア、恥骨炎の再発が心配されるシャビ・アロンソ、肩の打撲を抱えながら痛み止めを打って出場していたセルヒオ・ラモスらの欠場が予想される今節、2番手にまわっていたメンバーたちが実力を発揮していることは、指揮官にとっても心強いはずだ。この試合が、今シーズン勝ち点を逃がすことが多いアウェー戦であることは懸念材料だが、スタメンの座を狙う選手たちがチームに緊張感をもたらし、好循環を維持してくれることに期待をしたい。

 一方、チームを1部昇格に導いたパコ・エレーラ監督を2節前に解任し、アベル・レシーノ監督体制となったセルタだが、初陣となったホームのグラナダ戦には勝ったものの、前節セビージャ戦では1-4の大敗。指揮官交代の効果があったと言うには早く、順位も18位と降格圏に低迷したままだ。とはいえ、グラナダ戦では前監督から厳しい批判を受けていたエースのイアゴ・アスパスが今年になって2点目となるゴールを挙げ、スランプから立ち直りつつあることを披露。加えて、カウンターでは世界一と評される今節の相手は、ボールを持つ展開になると攻めあぐねる傾向もあるため、無理に主導権を握って攻撃をしないという選択肢があることも、下位チームにとっては心理的に楽になれる要因かもしれない。6年ぶりとなるレアル・マドリードの訪問を待ち受ける地元サポーターたちの意識は、1節先のデポルティーボとのダービーに向きつつあるようだが、絶好調の強敵を相手にホームで勝ち点1でも確保できれば、格好の景気づけとなることは間違いないはずだ。

【予想スタメン】
・セルタ[4-2-3-1]
GK:13.ハビ・バラス
DF:28.ジョニー、12.カブラル、15.デミドフ、3.ロベルト・ラゴ
MF:4.オウビーニャ、8.アレックス・ロペス、24.アウグスト・フェルナンデス、19.オレジャナ
FW:9.マリオ・ベルメホ、10.イアゴ・アスパス

・レアル・マドリード[4-2-3-1]
GK:25.ディエゴ・ロペス
DF:15.エッシェン、3.ペペ、11.リカルド・カルヴァーリョ(18.アルビオル)、5.コエントラン
MF:6.ケディラ、19.モドリッチ、21.カジェホン、8.カカ
FW:7.クリスティアーノ・ロナウド、9.ベンゼマ

[写真]=ムツ カワモリ

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